ガンチャン新道
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 菊水山への登山道で「ガンチャン新道」なるルートをご存知だろうか。
 当方が菊水ルンゼを遡行して、菊水山から菊水尾根を下ってきたときに偶然見つけたルートである。菊水山へ南側から登るルートは、一般に全山縦走路が知られている。しかし、この全山縦走路の一筋西側にも概ね縦走路に並行するように頂上まで続く道がある。菊水尾根を登るルートである。ガンチャン新道は、この菊水尾根を登るルートの途中から枝分かれして、菊水山の急斜面を登るコースなのである。なかなか、冒険的なコースであり、野性味に溢れた山道であったのでここで紹介してみたい。
縦走路からの分岐点
縦走路からの分岐点
ガンチャン新道へ続く道  縦走路を、菊水山頂上に向かい進んで行くと、道が本格的な急登となる手前で「菊水山あと900m」の表示がある休憩所に着く(写真上)。ここから縦走路を離れて左に入っていく。
 写真左のような道を5分ほど登ると道が左右に分岐する。そこには左「菊水山頂上」、右「岩ちゃん新道(2001年9月開通)」の表示が掲げられている。ここがガンチャン新道の入口である(写真左下)。
ガンチャン新道へ続く道
ガンチャン新道分岐 ガンチャン新道
ガンチャン新道分岐 ガンチャン新道
 ガンチャン新道は、笹や下草が刈り取られて、急峻な斜面にルートが切り開かれていた。あまり歩かれていないであろうことは、踏み跡の薄さで確認できる。しかし、下草や笹はそんなに伸びていないので、定期的に手が入れられているのであろう。コースは、水の流れで、急な斜面が削られてできた谷筋にそって上っている。急な箇所がほとんどだが、急坂にはいずれもロープが張られている。むしろロープがなければ登れないであろうといったほうが正解かもしれない。 途中に大きな濡れた露岩の上をクロスする箇所がある。ロープはあるが、ここは滑りやすいので要注意である。
 このコースで、急な登りなのにロープがない場合は、落ち葉の中を確認してみよう。そこにロープが埋まっている可能性がある。このアドヴェンチャラスなコースも30分程度で、菊水尾根のルートに合流する。そこからは5分で菊水山頂である。
 「菊水山にこんなルートがあったのか。」と思うこと必至である!【19年5月19日歩行】
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