昨年に続いて、今年も六甲全山縦走大会に参加させていただいた。平成20年11月23日の勤労感謝の日の大会である。この日の参加としたのは、翌日も会社が休みなので、足が痛くなっても、何とかなるだろうとの甘い想定に基づくものだ。 午前4時過ぎに起きだして、身支度を整え、始発の電車を目指して家を出る。 ■ 05:14 新開地始発の電車に乗った。前年と同様、駅のホームは、全山縦走大会の参加者でごった返している。 |
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2008年六甲全山縦走大会スタート |
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(以降、カッコ書の時間は前年参加時のタイムを参考として記しています。) ■ 05:33(05:30) 須磨浦公園駅に到着。最後尾車両の後ろから2つ目のドアが改札に最も近いのだが、今年は別の車両に乗って座っていたので、いきなり改札で渋滞に巻き込まれてしまった。 改札からスタート地点まで、暗闇の中、坂道を20分程並んだ。 ■ 05:52(05:45) やっと受付に到着。チェックを済ませて、全山縦走大会の横断幕の下を無事スタートする。懐中電灯を頼りに、鉢伏山への階段に取り付く。そこからランプの明かりが、列をなして階段を登っている。 |
高倉山から望む朝焼けの空 |
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須磨浦ロープウエィの山上駅に到着。ここからは、須磨の町の夜景がきれいである。 鉢伏山を肩越えして、旗振山を目指す。 ■ 06:16(06:00) 旗振山に到着。旗振茶屋は、まだ静かである。 ■ 06:35(06:25) 薄暗い中を鉄拐山を肩越えして、高倉山に到着。前方の、おらが茶屋の建物の右手側後方の空を望むと、そろそろ日の出となりそうな雰囲気である(写真上)。 高倉山から高倉台の住宅地へ入る。ここは、「静かに」の表示に従い無言で進む。 ■ 06:48(06:40) 栂尾山の階段の手前で渋滞が発生。ここからの渋滞発生は全く昨年と同じである(写真右)。 |
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栂尾山手前の階段で渋滞が発生 |
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■ 07:04(06:54) 名物の階段を登りきる。 少し進んで、また渋滞が発生。この辺りは渋滞の頻発地帯である。 ■ 07:09(07:03) 栂尾山頂上に到着。ここの展望台では集合撮影をしているグループが!!。まだ、全山縦走大会の記念撮影には早いように思うが・・・。 ■ 07:20 栂尾山を過ぎて、10分程順調に進んだ後、また、渋滞が発生。この渋滞は、須磨アルプス手前の鎖場の所まで、20分に渡り続いていた。渋滞はこんな場所を起因として発生するものだと認識する。 |
須磨アルプスに入る |
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急な階段で須磨アルプスへ |
須磨アルプスに人の波 |
■ 07:34(07:21) 横尾山頂上に到着。三角点があるが、ここは皆素通りである。 ■ 07:48 須磨アルプスが見えてきた。ここの景観はいつ見ても見事である。前後を進む全縦参加者の列からも同様の声が聞こえてくる。 馬の背の細い山道にも人の流れが続く(写真右)。高所恐怖症の者も、一列で進むこの行列の中では、歩を緩めることははばかられるのだろう。何となれば、馬の背では渋滞が発生していないのだから。 馬の背を越えると、またまた、渋滞が発生。この渋滞は、東山手前の岩場の登りが原因であった。 |
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須磨アルプス馬の背 |
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■ 08:08(08:00) 東山を通過。ここでは、小休止のグループが散見される。 東山の下り道からは、前方に高取山が見えてきた(写真左)。 ■ 08:22(08:13) 横尾の住宅地に入る。 横尾の住宅地を過ぎ、阪神高速神戸山手線と地下鉄の下を潜るトンネルに入る(写真左下)。 普段はほとんど人通りもないであろうこのトンネルも、全山縦走大会の今日は多くの人が通過していく。 ■ 08:35(08:25) 妙法寺前を通過する(写真下)。 |
東山からの下り道 |
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阪神高速神戸山手線と地下鉄の下を潜る |
妙法寺辺りを進む |
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妙法寺を過ぎると車道を渡る。車道を渡るとすぐに妙法寺小学校となる。ここには臨時のトイレが設置されていた。 ■ 08:48(08:40) 高取山登り口を登り始める。ここから、つづらになった山道を、高取神社目指して登っていく。 ■ 09:15(09:05) 高取山(高取神社)に到着。参道の茶屋前では、今年も、小さな女の子が、全縦参加者に励ましの声と共に、バナナどうですか〜!!の声をかけていた。バナナは今年も50円である。 高取山からの下り道では、綺麗に紅葉した木々も見られた(写真左)。 |
高取山 |
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高取山を下り、急傾斜地の住宅地に入る。次に、車道を渡って丸山町に入る。この辺りは町の中を縦走路が複雑に屈曲しながら続く(写真右)。道に迷いやすいエリアである。しかし、コンビニなどもあり、食料と飲料の調達には便利である。 鵯越手前の神戸電鉄のトンネルを潜る辺りの急な坂道で、早くも足に疲労物質がたまった感じとなってきた。まだまだ、縦走は始まったばかりなのに、今日は先が思いやられる。 ■ 10:00(09:55) 鵯越駅を通過。駅前の商店では、店先に飲料などが並べられていた。 |
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丸山の町内を進む |
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鵯越駅からは地道に入るが、少し進んでまた車道となる。この辺りは、右手側に水道局ポンプ場や下水処理場を見ながらの舗装路歩きとなる(写真左)。 その舗装路から前方を見やると、次第に菊水山が近づきつつあるのが分かる。この辺りは、全縦参加者が、やがてくる菊水山の苦しい急登を強く意識し始める地点でもある。 神戸電鉄の旧菊水山駅あたりでは、石井ダムの工事で整備され、植林された紅葉が赤く色づき、きれいであった(写真下)。 ■ 10:29 石井ダムの前を通過する。 |
下水処理場辺り |
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旧菊水山駅辺り |
前方に菊水山が見えてきた |
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「菊水山あと900m」の表示がある休憩所では、渋滞が発生していた。菊水の急階段は、どうしても渋滞が発生する。そこで、今日は階段を迂回して、ガンチャン新道の方から菊水尾根を登ってみることにした。 こちらの道は渋滞はないが、勾配は縦走路の急階段と同様に、相当にきつい。設置されたロープを頼りに、何とか急斜面をよじ登る。この急勾配のおかげで、相当足に疲労物質が蓄積してしまった。 ■ 11:14(11:00) なんとか菊水山の山頂に到着(写真左)。ここが六甲全山縦走大会最初のチェックポイントである。 |
菊水山に到着 |
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足の疲れでフラフラの中、チェックカードに確認印を押していただく。 菊水山の山頂は、休憩する者と、続々登ってくる全縦参加者で、ごった返している。ゆっくり休む気にもならないので、ここはすぐにスタートする。菊水は登りも急だが、下りも同様に急勾配である。 ■ 11:40(11:25) 天王吊り橋に到着。 天王吊り橋を越えると鍋蓋の登りである。ここも急登だが、菊水の急勾配を越えてきたことからすると、鍋蓋の登りはちょろい感じがする(負け惜しみっぽいが・・)。 ■ 12:12(11:55) 鍋蓋山頂上に到着。 |
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鍋蓋山に到着 |
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鍋蓋山頂上でも多くの全縦参加者が休憩していた(写真上)。 菊水では休憩が取れなかったので、ここで昼食のおにぎりを頬張ることにした。 昼食をいただいた後、大龍寺を目指して下っていく。 ■ 12:33(12:20) 大龍寺に到着。 大龍寺の駐車場では紅葉した木々が見事であった。また、山門では昨年同様豚汁が販売されていた。1杯300円である。 |
大龍寺に到着 |
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300円の豚汁は、昨年も食してみたいと思いながらも素通りしたが、今年も先を急ぐ気持ちに押されて、素通りしてしまった。来年、また全縦に参加できることとなったら、きっと食してみよう。 大龍寺から市ケ原に向かって再度東谷を下っていく。この谷沿いの木々も紅葉がきれいである(写真右)。 ■ 12:50(12:45) 市ケ原に到着。 市ケ原の川原は、全山縦走の参加者と一般のハイカーで大賑わいであった(写真下)。 |
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再度東谷(前方に世継山) |
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市ケ原からは、ダラダラとした登りが摩耶山まで続く。六甲全山縦走大会の中で最後の本格的な登りであり、難所の一つに数えられる。ここを登り切ると、何とか最後の宝塚まで歩けそうだと思えてくる地点でもある。 ■ 13:02 稲妻坂に意を決して取り付く。 ■ 13:44(13:30) 学校林道分岐に到着。 稲妻坂はこの学校林道分岐で終わり、この先の坂道は天狗道と言われる。 ■ 14:09 行者尾根分岐に到着。 ■ 14:13 南側に絶景の広がるポイントに到着。ここで休憩を兼ねて、おにぎりを頬張る。 |
市ケ原に到着 |
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休憩後、天狗道に戻り、摩耶山を目指す。 ■ 14:38(14:06) 摩耶山に到着(写真右)。 摩耶山では「完走目指してがんばろう!(摩耶山を守ろう会)」の横断幕が全縦参加者を迎えてくれる。この横断幕は、萎えそうな気持ちに元気を与えてくれるありがたい存在だ。 また、摩耶山掬星台は六甲全山縦走大会の二度目チェックポイントでもある。ここで、チェック印をいただき、何とか全行程の半分に至ったと実感する。 |
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摩耶山に登りつく |
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掬星台では、今年もボランティアの方によるホットレモンのサービスがあった。この暖かい飲料は疲れた体によく効くのである。世話をされている方に、お礼を言って、ホットレモンをいただいた。 なお、掬星台の自販機でお茶のペットボトルを購入しようとしたが、全て売り切れであった。ここでお茶も調達しようとする方には、要注意である。 掬星台から摩耶別山を目指して出発する(写真左)。 ■ 14:54(14:32) 摩耶別山に到着。 |
摩耶別山を目指して進む |
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摩耶別山を過ぎ、アゴニー坂を下って奥摩耶ドライブウェイに出る。ここからは、遠く左前方に石楠花山などの山々の連なりが確認できる(写真右)。 ■ 15:06 杣谷に到着。 さらに車道沿いに進み、市立自然の家を過ぎたあたりで、また山中の登り階段に取り付く。大して急でもないこの階段も、疲れた足には相当な負担となる。 ■ 15:31(15:07) 階段を登りきって、再びドライブウェイに合流した。ここには東屋風の、休憩スポットがある。 東屋では、数名が疲れた足を休めていた。 |
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奥摩耶DWを進む |
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東屋から、本来の縦走路は三国池方面に続くが、ほとんどの全縦参加者は、ここから車道に沿って進む(写真左)。 ■ 15:42(15:18) 丁字が辻に到着(写真下)。
前が辻を過ぎたあたりで、前を進む全縦参加者が車道を横切り、舗装路の南側を歩き始めた。 |
長い階段を登りきって再びDWに合流 |
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歩道は北側に有るのに”なぜ??”と思っていたら、前方に六甲山郵便局の甘酒サービスの看板が見えてきた(写真下)。 ”なるほど。そうだったのか!!” 昨年は中止されていたサービスだが、今年は復活したようだ。 当方も、その甘酒サービスのお世話になろうとしたものの、ちょうどその時、車が切れ目なく走ってきて車道を渡れず、甘酒は諦めざるを得なかった。これは無念であった。 ■ 15:57(15:32) 記念碑台に到着。 |
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丁字ケ辻 |
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六甲山郵便局辺り |
六甲山小学校辺り |
記念碑台を過ぎると、縦走路はドライブウエィから分かれて右に入る。 すぐに六甲山小学校が右手側に見えてくるが、この辺りの縦走路はわずかだが登り道となっている。ここに至るまでに、相当疲労のたまっている足には、この程度の坂までが、重荷に感じてしまう。 ■ 16:17(15:51) みよし観音に到着。観音様に、空の安全と共に、宝塚までゴールできるようお祈りする。 |
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六甲ガーデンテラスに到着 |
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■ 16:24(15:58) ガーデンテラスに到着。 ■ 16:39(16:11) 極楽茶屋跡に到着。 ここからまた車道歩きが始まる。 ■ 17:07(16:39) 一軒茶屋に到着。昨年より30分程遅れている。 昨年は、一軒茶屋の看板がストロボなしで撮影できたが、今年は既に薄暗く撮影不能である。 鉢巻山のトンネルを抜けると、最後のチェックポイントとなる。 ■ 17:15 チェックポイントに到着。ここで番号札がチェックカードに止められる。その番号はNo1335番であった。 |
極楽茶屋辺り |
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最後のチェックポイントから懐中電灯を点灯することにした。もう相当暗くなっている。 ■ 17:21(17:00) 東六甲縦走路分岐に到着。山中に入る。もう真っ暗である。 ■ 17:37(17:11) 水無山に到着。 ■ 18:28(18:05) 大平山に到着。 ■ 18:53(18:25) 大谷乗越に到着。 ■ 19:54(19:17) 塩尾寺に到着。 ■ 20:31(19:45) ゴーール!!。昨年より45分も遅いタイムとなったが何とかゴールできた。大会関係者、ボランティアの方々のおかげで感動の瞬間を迎えることができた。みなさんほんとうにありがとうございました。 |
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やっとゴールに到着 |