有馬富士・千丈寺湖 (お勧め度★★☆) 関西の山【7-1】

三田駅(神戸電鉄)〜三輪神社〜三輪明神窯史蹟園〜県立有馬富士公園〜福島大池〜有馬富士
 〜有馬富士共生センター〜千丈寺湖畔〜青野ダム堰堤〜ウッディタウン中央駅(神戸電鉄) (約6時間)

Route MAP
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説明が青色文字の写真はクリックで拡大します。
 今日(平成23年9月23日)は、どの方向から見ても富士山に似ているので、三田八景のひとつに選ばれている「有馬富士」と、三田の水がめ「千丈寺湖(青野ダム)」を散策してみたい。
 神鉄の三田駅からスタートし、途中、三輪明神窯跡を見学して、三田の焼き物の歴史も勉強するつもりだ。
三輪神社  神戸電鉄の三田駅を9:45にスタートする。JRの高架駅舎を通って北側に出て、そのまま直進すると国道176号線に出る。これを左に進み、セブンイレブンで飲料を調達した後、三輪神社に参拝する(9:55)。
 境内の案内板によれば、「三輪神社は、わが国最古といわれる大和国一宮・大神神社から分祀された社であります。御祭神の大己貴神は、大国主神の“人に幸福を与える神の霊魂”と“不思議な力を持つ神霊”で、いつも私達の日常生活が健康で豊になるようにお守りになっている大神であります。」とある。
 ここは由緒ある、ありがたい神社ということだ。さっそくお参りし、本日の山歩きの無事をお祈りする。
三輪神社
三輪明神窯史蹟園  参拝のあと、本殿を左から巻くようにして鎮守の森の中に続く小道を進む。この道は、三輪明神窯史跡園に続いている。
 杉の大木の間をゆったり進むと、すぐに三輪明神窯史跡園の建物が見えてきた。
 三輪明神窯は、江戸時代後期から昭和初期まで創業され、三田青磁の多くの優れた製品が生み出されてきた。史跡園では発掘調査された窯跡が保存、公開されていた。登り窯が3窯あり1号窯と3号窯が公開されている。いずれも大きな登り窯で、当時盛んに焼き物が作られていたであろうことが伝わってくる。
三輪明神窯史蹟園
 窯の跡を一通り見学して、施設を後にしようとしたとき、係員の方から「出土した焼き物の展示があるので、見学されませんか」と声をかけていただいた。
 展示コーナーには、素人目にも出来の良さそうな器が並べられていた。窯跡の説明など、色々とご教示いただき、ありがとうございました。
 20分ほど三輪明神窯史跡を見学した後、10:20に史跡園を出発した。
 史跡園から車道を北に進む。ゆるやかな坂道を8分ほど登って行くと、三叉路に至った。南無阿弥陀仏と彫られた大きな石碑のところである(10:28 写真右)。
 三田ゴルフ場を挟むようにして、道が左右に分かれているのだ。ここは、左に進む。
分岐(三田ゴルフ場手前)
分岐(三田ゴルフ場手前)
有馬富士公園入口  しばらくゴルフ場に沿って進んで行くと、県道37号線に合流する。この県道を北に進んで行ったが、途中歩道のない場所もあるので、歩行には十分注意したい。
 左手に中学校(上野台中学校)が見える分岐で、県道と別れ左の道に入る。
 この道を更に北に進んで行くと左前方に有馬富士が見えてきた。更に進んで行くと、「花と緑と水のまち:自然公園」と書かれた案内標識が登場した(10:57 写真左)。
 「← 有馬富士登山口420m」とあるので、その矢印に従い左折する。
有馬富士公園入口
 有馬富士公園に続く道を進んでいると「有馬富士東麓古墳群」の表示が目に入った。見ると、この辺りは三田市内でもたくさんの古墳がある場所との説明がある。この古墳群には約1400年前(古墳時代後期)の円墳が集まっているそうで、三田は相当古くから人が定住した地域であったことがわかる。
 どれが古墳なのかと辺りをきょろきょろと見回しながら、何も発見することなく「芝生広場」までやってきた(11:59)。芝生広場の広い芝生は、子供の格好の遊び場である。今日も一組の子供連れ家族が芝生で歓声を上げていた。
公園内の曼珠沙華
公園内の曼珠沙華
福島大池と有馬富士  さて、ここから、一気に有馬富士を目指そうかとも考えたが、せっかく有馬富士公園まで来ているので、福島大池にも足を伸ばしてみることにした。
 芝生広場から南に下り、福島大池の東端の「しょうぶ園」までやってきた。
 ここから大池を時計回りに一周することにした。
 福島大池の周遊路には彼岸花も一斉に花をつけていた(写真上)。日中の日差しはまだまだきついものの、季節は確実に秋となっている。
福島大池と有馬富士
 福島大池を半周したあたりで、池越しの正面に有馬富士がきれいに見えてきた(写真上)。
 湖畔にある古民家も風情を醸し出しており、ここからの景色はなかなかいい感じだ。したがって、有馬富士の写真といえば、大体この場所から古民家を入れたパターンとなる。
 少し進むと、池の中に橋の架かった小島があり、小さな祠が祀ってあった。このお社を取り込んだショットも有馬富士の写真の定番だろう(写真右)。
 「有馬富士」はどの方向から見ても富士山に似ているので、三田八景のひとつに数えられている。思わず、何枚も写真を撮ってしまった。
福島大池と有馬富士2
福島大池と有馬富士2
冬の福島大池(平成17年2月)  なお、冬の福島大池は野鳥の飛来で有名である。
 今日は池に浮かぶ鳥の姿はほんの一、二羽だが、これが冬ともなると、たくさんの鳥達で湖面が賑わうのである。
 写真左は、平成17年2月に撮影した福島大池の様子である。
冬の福島大池(平成17年2月)
有馬富士公園の古民家  更に湖畔をめぐり、古民家までやってきた。
 この、かやぶき古民家は建物内も見学できる。
 お年寄りが懐かしそうに古家に見入っている傍らで、小さな子供連れの家族がもの珍しそうに、建物内の古い生活道具を観察していた。その対照的な様子が印象に残った。
 さて、福島大池の回遊も終わったので、いよいよ有馬富士にアタックである。
 福島大池を11:52にスタートして、先ほどの芝生広場まで戻ってきた。
 ここの「芝生広場北案内図」のところから、有馬富士登山道が始まっている。
有馬富士公園の古民家
 芝生広場は11:59にスタートして、よく手入れされた山道に入って行く。
 地図によると有馬富士への登山道は何本かあり、それぞれが交差して、道は少々ややこしいが、随所に案内看板の設置があり、道に迷うことはないだろう。
 少し進んで、広場上の場所に登りついた。そこは有馬富士の頂上ではないが、なぜか「頂上広場」と表示されている。そのややこしい広場を過ぎ、更に登って行く。
わんぱく砦の表示
わんぱく砦の表示
わんぱく砦  次に、ごつごつした岩場が見えてくると、そこが「わんぱく砦」である(写真上、左)。
 ちょうど、どこかの子ども会の行事なのか、たくさんの子供たちが引率者に連れられて「わんぱく砦」を下ってきた。
 砦は大賑わいである。わんぱく砦が、元気なワンパクたちで溢れかえっていた。
わんぱく砦
 わんぱくたちが砦を通り過ぎるまで、当方は砦からの景色を楽しむことにした。
 わんぱく砦からは、三田の町並みや福島大池などがきれいに望める(写真右)。
 なお、わんぱく砦の岩場は濡れていると滑りやすいようだ。降雨の翌日などは、足元に十分注意したい。
わんぱく砦からの景色
わんぱく砦からの景色
有馬富士山頂に到着 有馬富士三角点
有馬富士山頂に到着 有馬富士三角点
有馬富士からの景色  わんぱく砦を過ぎると、すぐに有馬富士の山頂となった(12:19 写真左上)。
 山頂は数組、十数名のハイカーで過密状態であった。それぞれが弁当を広げ、談笑タイムの真っ最中である。
 そんな中で、有馬富士三角点を確認し(写真上)、併せて山頂からの景色(写真左)も確認した後、次の目的地である千丈寺湖を目指して出発した(12:23)。
有馬富士からの景色
 千丈寺湖へは有馬富士から北に向かって進む。
 有馬富士公園から共生センター方面へのハイキングコースが整備されているのだ。

 有馬富士の下りは岩場から始まる。ここは滑りやすいので慎重に下りたい。次に階段道となり、すぐに広場状の場所に下りつく。
千丈寺湖への尾根道1
千丈寺湖への尾根道1
千丈寺湖への尾根道2  ここからは、上り下りの連続から「らくだのこぶ」に例えられる尾根道が始まる。
 階段道(写真上)を少し登ってすぐに一つ目のピークとなる(12:31)。
 二つ目のピーク(12:33)。
 ここには長い石柱が設置してあった(写真左)。
 三つ目のピーク(12:37)。
 ここには短い石柱が設置してあった。三つ目のピークからの下り階段は長く、ここでだいぶ高度を下げることになる
千丈寺湖への尾根道2
千丈寺湖への尾根道3 千丈寺湖への尾根道4
千丈寺湖への尾根道3 千丈寺湖への尾根道4
 四つ目のピーク(12:42 写真右上)。
 ここで、一人のハイカーとすれちがった。四つ目のピークを過ぎたところで、左に道が分岐していた。地図によれば、ここはどちらに進んでも、千丈寺湖に至るようだ。当方は直進(右側の道)する。
 五つ目のピーク(12:45)。
 何の変哲もない小ピークである。
 六つ目のピーク(12:49)。
 No222の表示があるピークである(写真右)。この番号表示は、有馬富士公園の一帯に設置してある。
 七つ目のピーク(12:51)。
 ここは、やや夏草が繁茂していた。ここで一人のハイカーとすれちがった。
千丈寺湖への尾根道5
千丈寺湖への尾根道5
千丈寺湖へ到着  七つ目のピークがこの尾根道の最後のピークであり、ここからはひたすら下り道となる。千丈寺湖に向かって下っているのだろうが、木々に覆われ、周囲の景色も望めないので、やや味気ない感じがするエリアかもしれない。
 そんなことを考えて下っていたら、二人連れのハイカーとすれちがった。この尾根道を南進して有馬富士を目指すハイカーも結構多い感じだ。
 やがて、尾根道は車道に下りついた(写真左)。有馬富士共生センター内の車道のようだ。有馬富士からここまで35分ほどを要したことになる。
千丈寺湖へ到着
 有馬富士公園から共生センター方面への尾根道は、整備されたのが比較的新しいようで、藪になった箇所もなく歩きやすい道であった。
 ラクダのコブのような山の標高差は10〜40メートル程度とされ、息を切らすこともなくゆったりと歩ける。時折、樹木の間から周りの景色が窺えるところもあったが、眺望はもう一つである。展望箇所の設置があれば、なおグッドな気がした。
 少し歩いて、有馬富士共生センターに到着した(写真右)。
 このセンターは、全国育樹祭の会場あとに建設され、平成18年11月1日にオープンした施設である。「人と自然の共生を図る」ことを目的として建設されたと説明にある。
有馬富士共生センター
有馬富士共生センター
千丈寺湖を進むボート  さてここからは、千丈寺湖畔の車道を三田方面に向かい帰途に着く(13:25)。
 地図によれば、千丈寺湖畔はぐるっと車道がめぐっており、至る所に公園が整備してあるようだ。家族連れや友達同士のアウトドアーの場所として有名で、また、バス釣り場のメッカともなっているようだ。
 見れば、湖面にボートが浮いている(写真左)。しかし、それはカヌーのようで、バス釣りのボーではない感じだ。
千丈寺湖を進むボート
 時折やってくる車に気をつけながら、車道歩きが始まった。
 この車道は、自転車でめぐる人も多く、何台もすれちがった。
 また、ジョギングのコースとして利用するマラソンランナーもいた。
 そのランナーの方とは本日、二度すれちがった。ぶらぶら周遊する当方と違って、その方はすごい勢いで湖の周りを周回し、当方と二度すれちがったのだ。その走力に拍手を送りたい。
千丈寺湖
千丈寺湖
千丈寺湖畔の道  千丈寺湖畔の小さな公園からは見事な景色も望める(写真上、左)。

 共生センターをスタートして40分ほどで、車道が分岐していた(14:08)。ここは右に進み、青野ダムの堰堤を見学してみることにした。
千丈寺湖畔の道
 分岐から4分でダム堰堤にやってきた(14:12)。大きなダムで堰堤内の水量に圧倒される感じだ。
 この青野ダム(このダムは、背後にある山の名前をとって千丈寺湖と名づけられている。)は、昭和42年に計画が発表されて以来、実に21年もの歳月を経て昭和63年に完成したもので、壮大な建設プロジェクトであったらしい。
 ダムの目的は3つで、@洪水の調節、A流水の正常な機能の維持、B上水道用水にある。
青野ダム堰堤千丈寺湖畔の道
青野ダム堰堤
絶景広がる千丈寺湖  青野ダムは、武庫川の支流である黒川・青野川を堰き止め、その総貯水容量は15,100千立方メートルもある。
 三田市街地及び北摂三田、北神ニュータウン地区の水瓶になっている。
 その水量豊富なダム湖の後方には北摂の山々が臨め、なかなかの景色であった(写真左)。
 さて、青野ダムからは、またまた車道歩きで、JR福知山線または神鉄公園都市線の駅を目指そうと思う。
絶景広がる千丈寺湖
 青野ダムを14:30に出発する。ダムの近所は田園地帯である。稲穂が黄色く実り、重く頭をたれている田んぼを左右に確認しながら、ひたすら車道を歩いて行く。
 国道176号線に合流した辺りでJRの広野駅を探したものの、道が良くわからず、うろうろしている間にJRの線路を越え、武庫川まで越えてしまった。こうなったら、神鉄の駅を目指そうとさらに南西に進む。
 やがて、けやき台の住宅地に入り、何とかウッディタウン中央駅まで帰り着いた(15:35)。
 今日は後半の2時間近くはひたすらの車道歩きであり、これは少々いただけなかったが、有馬富士の雄姿と、千丈寺湖の景色のよさは感動物であった。
ウッディタウン中央駅に到着
ウッディタウン中央駅に到着
 ●このページは、従前(17/2/26)に有馬富士を歩いたときの記録を、今回(23/9/23)に概ね同様のコースをハイキングしたときの記録で整理し直し、「有馬富士・千丈寺湖」(改訂版)として再掲載しました。
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