布見ヶ岳・大岩ヶ岳・布見竜王山 (お勧め度★★☆) 関西の山【7-19】 |
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JR道場駅に降り立ち、8時30分にハイキングをスタートする。ちょうど駅前にある工場の始業のサイレンが鳴りはじめる。グッドタイミングの出発となった。 今日の1座目は大岩ケ岳を目指す。 駅前から車道を東に進み福知山線の踏切を渡って千刈ダム方面に進む。踏み切りの手前には千苅ダム2.1kmの表示がある。 波豆川沿いの車道を北上し、千苅貯水場を目指す。 8時45分に東山橋分岐を通過。東山橋からも尾根伝いに大岩ヶ岳を目指せるが、今日は千苅貯水場からのコースを辿りたい。 |
千苅貯水場 |
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千苅貯水場正門前に到着(写真左上 8:52)。ここには駐車場があり、既に車が一台とまっている。大岩ヶ岳を目指した先客がいたのだろう。 千苅貯水場正門の右手側からハイキング道に入る。フェンスに沿って進んでいくと、右手側に波豆川の流れが迫る。波豆川の川床には大きな岩がごろついている。今日は流れ下る水量も多いようだ。 やがて、眼前に大きな水音とともに、千苅貯水池の堰堤が見えてきた(写真左 9:00)。 |
千苅(せんがり)ダム堰堤 |
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今日は珍しく千苅堰堤の17の水門から水が吐き出され、並列して落下している。水流はすごい迫力で、圧倒される。 千苅貯水場堰堤手前の千苅橋には「架大正八年五月」と記載されているように、千苅堰堤は大正8年竣工で、歴史は古く文化庁の有形文化財に指定されている。 千苅橋を渡って、波豆川の左岸を少し下る。踏み跡に従いフェンス沿いの石垣を登り始める。「神水」のコンクリ柱の所で流れを渡るとつづらの登りとなり、それを登り切ると尾根に乗る。尾根に乗ったところで道が左右に分岐する。ここは右の大岩岳南ルートに入る(写真右 9:17)。 |
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大岩岳南ルート分岐 |
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大岩岳南ルートは湖畔沿いの道よりもショートカットで大岩岳山頂を目指すことができる。 大岩岳南ルートに入ると斜度のある登りが続く。5分ほど登って、周囲に小シダが見え始めると道は平坦となる。 大岩岳南ルートは大岩ケ岳へのメインルートではないと思われるが、しっかりとした道でよく歩かれている。次に、なだらかな登り下りの道となる。倒木が少々存在するが歩行に特に支障はない。 さらに進んで、裸地に出る(写真左 9:30)。展望はないが開放感のある場所。ここまでで、ちょうど道場駅から一時間経過。 |
大岩岳南ルート(広場状の場所) |
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広場状の場所を過ぎると、尾根に沿って歩きやすい道が続くが、千苅ダムの湖面が見えるわけでもなく、潅木に囲まれた道をひたすら進む感じで、やや趣に乏しい。 少々進んで、突然峠状の場所に出る(写真右 9:43)。ここは四つ角になり道が分岐している。 進路に迷うが、よく見ると左折方向に「大岩ケ岳」の私製の表示が2つあるのでそれに従う。 分岐からは木々の茂る道を一気に登り、樹木がまばらになると大岩ヶ岳手前の小さなピークに至る。 |
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大岩ヶ岳へはこの分岐を左へ |
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小ピークを越えて、斜面の急登を登りきったところが大岩ケ岳の山頂だった(写真左 9:58)。山頂には私製の山名表示板が二枚掲げられていた(写真左下)。 大岩ヶ岳は人気の山だが、今日はピークに誰もいない。 二等三角点 点名千苅(せんがり)がぽつんと立ち、寂しい感じだ(写真下)。 大岩ヶ岳は西側に180度展望が広がり、北側にも千苅の湖面が伸びている。水をたたえた湖面が山々の間を縫うように広がる景色は素晴らしいが、今日は靄がかかって展望はもう一つだ。 |
大岩ヶ岳山頂 |
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大岩ヶ岳の山名表示 |
三角点 点名千苅(せんがり) |
霞がかかって展望のない大岩ヶ岳山頂で5分程休憩して、次に今日の2座目の東大岩ヶ岳を目指す。 大岩ヶ岳を出発して、東側に下り始める(10:06)。 砂がざらつき滑りやすい赤土の道を下る。急こう配で岩場もあり、楽しい道だが滑らないよう注意して下る。 10分程で谷底の涸れた流れに下り着いた(10:17)。そこには、大岩ケ岳方面、千刈ダム方面の案内表示がある(写真右)。 ここを南に下ると千刈ダム方面で、6年ほど前に東山橋まで下って行った記憶がある。今日は次に東大岩ケ岳を目指すので涸れた流れに沿って北に少し登る。 |
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千苅ダム方面案内表示 |
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はっきりとした山道を登っていくと、すぐにT字路に突き当たった(写真左 10:29)。東大岩ヶ岳へはここを右折する。案内表示では「丸山湿原・境野」と記されている方向に進む。 すると、すぐに道標が登場し、左手側に道が分岐している(10:33)。ここが東大岩ヶ岳への登り口となる。大きな看板の裏面に「←東大岩ヶ岳」のメモ書きがある。 分岐を北に進んで東大岩ヶ岳を目指す。 |
T字路の分岐(東大岩ヶ岳は右へ) |
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急斜面の道を5分ほど這い上がるとピークに至る。そこが東大岩ヶ岳の山頂である(写真右 10:38)。 山頂には「東大岩」と記された古い山名札が細い木に結ばれている。 東大岩ヶ岳の山頂からもなかなかの絶景が広がる。さっきまでいた大岩ヶ岳も前方間近に見えている。また、西北側には千刈水源池の湖面が見える。 ところで、東大岩岳の古い山名札の端を見ると、「竜の背」という消えかかった文字が確認できる。「竜の背」とは、東大岩ヶ岳の北側にある大岩のことである。東大岩ケ岳の山頂からさらに「竜の背」に進んでみる。 |
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東大岩ヶ岳山頂 |
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東大岩ヶ岳の山頂から段差のある岩場を慎重に下ると、前方に20メートルほど続く黒い露岩が見えてくる。これが「竜の背」で、一般には馬の背とも呼ばれている。この大岩にびっしりとこびりついているのは、地衣類のウメノキゴケというらしい。 10:47 馬の背の先のピークに立つ。ここからも眼下に千刈ダムの湖面が確認できる。その景色に見入っていると、東大岩ヶ岳の方からご婦人のにぎやかな声が聞こえてきた。景色はその方々にお譲りすることにして馬の背を引き返す。 東大岩ヶ岳山頂でご婦人の二人連れと挨拶してすれ違う。
東大岩ヶ岳を下って行く途中でも一人のハイカーとすれ違った。東大岩ヶ岳も知られる存在になってきたようだ。 |
東大岩ケ岳(竜の背) |
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先ほどの東大岩ヶ岳分岐まで下ってきた(10:59)。次に、この分岐を境野・丸山湿原方面に下る。 この東大岩ヶ岳からの下りルートは一般に「大岩ヶ岳東コース」と呼ばれるルートで、なだらかな下り道だ。 少し下ると杉林になり、その杉林を抜けて自然林に入とやがて分岐点まで下りつく(写真右 11:11)。 ここは、丸山西分岐と呼ばれる分岐だ。そこには「宝塚北部地域里山林等整備事業(玉瀬2地区)」の大きな案内表示がある。ここからは、境野バス停の表示方向に進む。 |
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丸山西分岐 |
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丸山西分岐から歩きやすい山道を下って行くと、約7分で二輪止めの柵に至る(11:18)。柵から出たところは駐車場で、「兵庫県一の湧水湿原 丸山湿原へ」の看板が設置されている。ここまで車で来れば、大岩ヶ岳や丸山湿原へのアプローチは簡単ということだ。 駐車場からは味気ない車道歩きとなる。 境野大池脇を通過(11:28)して、11時37分に西谷の森公園前の車道に合流した。ここで車道を右折すると、すぐ東の谷管理棟で、うさちゃんが「いらっしゃい」と迎えてくれる(写真左)。今日は3座目に布見ヶ岳を目指すので、合流地点から左折して、西谷の森公園西の谷方向に進む。 |
西谷の森公園東の谷管理棟前 |
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西谷の森公園西の谷入口方面に向かい車道を西に進む。時折やってくる車に注意して進む。 この辺り、イノシシ除けだろうか田んぼの周囲は柵で厳重に囲まれている。 やがて、西谷の森公園西の谷入口に到着(写真右 11:45)。ここでは、案山子をデザインしたような「ようこそ西の谷へ」の表示が目立っている。 |
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西谷の森公園西の谷入口 |
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西の谷入口からは西谷の森公園の西の尾根道が登っているが、布見ヶ岳へはその左手側の農道を進む。 すぐに、獣除けの柵で農道が遮られているが、今日は柵が開いている(写真左 11:47)。見ると前方の田んぼで稲の刈り入れ作業中だ。失礼をして農道を進む。 農作業中の方に挨拶して、布見ヶ岳へ登りたいので通行の許可を申し出る。「私道だがどうぞ。」ということで、通行を快諾いただく。 布見ヶ岳へは前方の池の脇から道があるが、荒れているのではないかとのアドバイスもいただいた。ありがとうございました。 |
布見ヶ岳取り付き |
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農道はすぐに池に突き当たる(11:49)。その池の右端の柵を開閉して山道に入っていく。 山道は笹がかぶって藪の状態だが踏み跡はしっかりしている。踏み跡には境界を示すものだろうか、コンクリート柱が続いている。K910、K909・・・とナンバーの表示された境界柱が次々と登場する(写真右)。
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K番号の境界柱 |
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K番号の境界柱を確認しながら進んでいたが、突如、続いていた境界柱が見当たらなくなった。先人の踏み跡もあるような、無いような・・・どうも、ルートが怪しくなった。農作業中の方が言っていた通り、この辺りの道はルートがあやしくなっている。薄暗い森の中で、地面と周囲を慎重に確認して、踏跡らしきものを丁寧に拾いながら進む。 尾根に乗るとK899の境界柱が登場して、一安心する。 そこから急斜面のかすかな踏み後をたどってもう一段登ると尾根上にはっきりとした道が現れる。 ここで、しばしの休憩を入れる。 |
布見ヶ岳の山頂標示 |
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平坦な尾根道を少し進み、次に激登りになった道(境界柱は続く)を登り切ると、そこが布見ヶ岳の山頂だった(写真上 12:16)。 山頂の周囲は灌木に覆われて、展望は全くない。千刈水源池の湖面が見えれば景色を際立たせることができるが、湖面は全く見えない。 |
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布見ヶ岳の表示 |
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三角点の存在を示す白い柱に「布見ヶ岳」の古い表示があるが(写真上)、他には特に確認すべきものはない。ただ、ポツンと四等三角点布見ケ岳が座するのみである(写真左)。 雑木に囲まれ、展望に乏しい布見ヶ岳では三角点を確認してすぐに出発。次に布見ヶ岳北峰を目指す。 |
四等三角点 布見ケ岳 |
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尾根の踏み跡をたどって北東方向に下って行く。 K番号の境界柱がここにも続いている。 途中、落ち葉の堆積で踏み後が怪しくなる箇所もあるが、K番号の境界柱と残置テープや紐を確認しながら慎重に進む。 12時27分 ヌタ場が登場(写真右)。ここは松の木に白と赤紐の表示がある分岐だが、さらに北方向に進む。 |
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ヌタ場の分岐 |
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ヌタ場から5分進んで祠のあるピークに到達。ここが布見ヶ岳北峰である(写真左 12:32)。布見ヶ岳北峰で本日の4座目となる。 布見ヶ岳北峰は、古くは地元からの参拝を集めたのであろうが、今は時の流れの中に忘れ去られた感じで、古い祠に寂寥感が漂っていた。祠の傍らには倒壊した祠の屋根の残骸もある。今は、ハイカー以外にはお参りの人も絶えてしまったのだろう。 祠に手を合わせたのち、布見ヶ岳北峰を後にして、西谷の森公園に下って行くことにする。 |
布見ヶ岳北峰 |
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元来た道を布見ヶ岳方面に戻っていく。すぐに、先ほどのヌタ場の分岐に到着する(12:40)。右(南)方向は布見ヶ岳なので、左(東南)方向に進む。 少し進むと激下り。滑り落ちないように慎重に下る。 この激下りにもK番号の境界柱が続く。 さらに下って、西谷の森公園のNO.28地点まで降りてきた(12:45)。ここで激下りは終わって、公園の敷地内に入る。 NO.28地点には布見ヶ岳・清之瀬橋方向を示す古い表示が残されているが(写真右)、清之瀬橋方向は倒木が重なり、今は通行不可能な様相だ。 |
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西谷の森公園のNO.28地点 |
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西谷の森公園のNO.28地点から湿地帯脇の山道を下って行く。 湿地帯には立入禁止の表示がある。 約5分でNO.27地点に到着(12:50)。ここは六角東屋のある場所で、公園内の林間広場で果樹園もあるようだが、人けはない。 ここから、本日の5座目の布見竜王山を目指すことにする。 六角東屋から、西谷の森公園の展望台方向に続く山道を登っていく。展望台までは約800mとある。 |
湿地横から六角東屋に向かう |
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よく整備された公園内の山道を緩やかに登っていくと、10分少々で西谷の森公園のNO.8地点に到着した(13:02)。 ここは展望台と布見竜王山方面の分岐で、布見竜王山を目指して次のNO.7地点方向に進む。 少し登ってすぐにNO.7地点に到着。NO.7地点は展望のある場所でベンチの設置もあり、休憩にはちょうどいい。 ベンチでは、おじさんが前方の風景に見入っていた(写真右 13:04)。 |
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西谷の森公園のNO.7地点 |
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NO.7地点から今日の5座目の布見竜王山を目指す。 NO.7地点からさらに北に進む。すぐに公園の敷地外に出るが、道はしっかりと続いている。 尾根沿いに進み小ピークを一つ越える。この小ピークには宝塚市の3級基準点が設置してある。 小ピークを過ぎ、次の坂を上りきると、そこが368mの布見竜王山の頂上だった(13:12)。 山頂には祠と石灯篭があるが、周囲は雑木に覆われ展望はない。 |
布見竜王山の山頂 |
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布見竜王山の灯篭は古く文化十三丙子(ひのえ ね)年の銘表示がある。西暦では1816年で、杉田玄白や葛飾北斎の活躍した時代だろう。歴史を感じることのできる布見竜王山である。 祠はプラスチックの波板で覆われた簡素なものである。 祠からは北側に向かい参道の階段が下っていた。 布見竜王山の祠の横の杉の木には「布見竜王山 367.8m」の古い山名札が残されていた(写真右)。 さて今日は、大岩ヶ岳、東大岩ヶ岳、布見ヶ岳、布見ヶ岳北峰、布見竜王山と5座を巡ってきたので、山はこれまでとし、あとは西谷の森公園を散策する。 |
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布見竜王山の表示 |
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布見竜王山からピストンして、また公園敷地に戻る。NO.7地点、NO.8地点と通過して、展望台に到着した。階段を上り、展望台に立つ。周囲360度の展望で、ここから北摂の山々がパノラマできる。
西側には布見ヶ岳と羽束山が目立っている。南側には六甲連山が遠望できる。また、午前中に登った大岩ヶ岳も望める。東側 大原野、境野集落の後方に愛宕山 北向きでは真正面に布見竜王山、その左手側後方に大舟山、のっぺりした羽束山も見えている。
ぐるぐる回りながら、周囲の山々を時間を忘れて展望してしまった。
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黒岩 展望台 |
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布見ヶ岳(左)、羽束山(右) |
大舟山(左後方)、布見竜王山(右) |
展望台で時間を過ごしすぎた。そろそろ管理棟の方に下って行くこととする。 展望台から中央の尾根道を下ることにする。 下り始めてすぐ、右手側(西側)に布見ヶ岳が両サイドに裾を広げる姿が確認できた(写真右)。 次に、馬の背の大岩に至る(写真下)。馬の背中のような形状の大きな一枚岩が露出している。 さらに下り、峠の東屋を経て保与谷池まで下ってきた。池の水はくすんだ薄緑色に濁っている。保与谷池の南が東の谷管理棟で、ここには飲料の自販機があり、冷水を補給して一服した。 ここでバスの時間を調べる。バスはあるかなー・・? |
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布見ヶ岳 |
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西谷の森公園口バス停で15時24分の宝塚行きのバスがある。10分ほど歩いてバス停に到着した(15:00)。 バス停には誰も客はいない。のんびりとした周囲の景色を眺めながらバスを待つ。 ほぼ、時間通りバスが来て乗り込む。バスは山間の道を縫うように進む。少なかった乗客も、途中のバス停でリュックを背負ったハイク帰りの客を拾いほぼ満席に。賑やかなバスの旅となる。 16時05分宝塚駅着。西谷の森公園口から約40分バスに揺られた。本日は最後に長時間バスに揺られることとなり、期せずして路線バスの旅になったのだった。 (^。^;)。 |
馬の背 |
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