東山尾根・岩屋尾根・地蔵谷 (お勧め度★★☆) 表六甲【1-46】

阪急春日野道駅(9:36)==神戸茶寮(9:53)==東山尾根==旧摩耶道(10:43)==岩屋尾根取付き(11:05)==
天狗道(11:43)==アドベンチャー分岐(12:10)==黒岩尾根への分岐(12:15)==地蔵谷==地蔵滝(13:06)==
市ヶ原(13:38)==布引ダム(13:53)==新神戸駅(14:20) (約5時間 令和2年12月26日) 
ROUTE MAP
linelineline
説明が青色文字の写真はクリックで拡大します。
 先週、地蔵谷を歩こうと思いながら道を誤り、目的を果たせなかった。今日(令和2年12月26日)は、道迷いの箇所を確認すべく、地蔵谷に再チャレンジした。往路は東山尾根から旧摩耶道を経て岩屋尾根を登り、アドベンチャールートから地蔵谷に入った。地蔵谷は谷とは言いながら無粋なダムの連続だった。
かすがの坂  阪急春日野道駅の改札を出て、北に向かう通りに入る(9:36)。この通りには「かすがの坂」の目立つアーチがかかっている(写真左)。これは、「かすがの坂のナマズは、気のいいナマズ」の伝承をモチーフにしたもので、アーチには可愛いナマズと龍が描かれている。そのナマズと龍に見送られて、今日の山歩きをスタートする。
 やがて野崎通に出て、熊内町と中尾町の境にあるローソンの横の細い路地を、更に北に進む(9:46)。
かすがの坂
「神戸茶寮薫雲庵」の看板  次に、住宅街の舗装路を「泉隆寺」の道標に従い進んでいく。「泉隆寺」の前を過ぎ、更に登っていくと石垣の前に「神戸茶寮薫雲庵」の看板が見えてくる。この看板の所から階段を登っていくと、コンクリート壁に「中尾町15」の住居表示がある。
「神戸茶寮薫雲庵」の看板
 コンクリート壁に沿って階段を登り詰めたところで山道に入る(9:55)。山に入ったところには、「東山国有林」(兵庫森林管理署)の看板があり、ここで山道が二手に分かれている(写真右)。東山尾根へは、ここで右側の尾根に登る。なお、東山国有林の看板の傍らには関電の赤い「火の用心」が立っているので、東山尾根が、関電の鉄塔巡視路であることがわかる。 東山尾根の取付き
東山尾根の取付き
一番目の鉄塔  東山尾根の取付きは、崖の斜面の様相で少し歩きにくいが、よじ登るような感じで進む。その先、落葉の積もった急登の道をつづらに登って高度を上げていく。落葉が深く積もった急斜面の道で、足元が滑りやすいので要注意。やがて、前方に一つ目の鉄塔が見えてきた(写真左 10:12)。
一番目の鉄塔
 一つ目の鉄塔はその下に階段が作られていて、それを登っていく。この一つ目の鉄塔を過ぎた先で、尾根道は展望のある歩きやすい道になる(写真右)。右に左に後方にと、周囲の景色をきょろきょろ見渡しながら進んでいく。 展望の東山尾根
展望の東山尾根
 東山尾根の周囲の木々は、低く幹や枝が刈り払われている(写真右)。高圧電線の妨害とならないように措置されたものだろうが、そのおかげで展望の尾根道になっている。 東山の木々は剪定済
東山の木々は剪定済
二番目の鉄塔 二番鉄塔からの展望
二番目の鉄塔 二番鉄塔からの展望
岩尾根を進む  展望の尾根を進むと二番目の鉄塔が登場する(写真左上 10:22)。ここで、少し休憩を入れて、展望を楽しむ。ちょうどポートアイランドが真正面に見えている(写真上)。
 二番目の鉄塔を過ぎると、尾根道は急登に変わる。この一帯も、落葉の堆積で滑りやすい。露出した木の根につかまって、体を引き上げるように登っていく。次に、岩尾根の登りとなる。この辺りも展望がすごく良い(写真下)。
岩尾根を進む
 展望の岩尾根から上部を見上げると、二本の鉄塔が見えている。その二本の鉄塔を目標にどんどん尾根を登っていく。
 やがて第三番目の鉄塔まで登ってきた(写真下 10:40)。この第三鉄塔の脇に立っていた木に、「神戸港線 No19−No20 2019006600」の表記があった。神戸港線は高圧送電線の線名と思われるが、「2019006600」は何だろう。
東山尾根の展望
東山尾根の展望
第三鉄塔  第三鉄塔を過ぎると、明るかった尾根道が雑木の中の薄暗い道となる。そして、少し進むと、人工の石垣が右手側に見えてくる(写真左下)。この石垣を過ぎると、東山尾根は神仙寺道と合流する(写真下 10:43)。東山尾根と神仙寺道との合流地点には東山砲台跡があるので、先程の石垣は東山砲台跡に関連する遺構ということになる。
第三鉄塔
東山砲台跡の石垣 神仙寺道と合流
東山砲台跡の石垣 神仙寺道と合流
旧摩耶道  神仙寺道との合流地点の先で旧摩耶道と交差する。ここで右折して旧摩耶道に入る。旧摩耶道に入ったすぐのあたりで、二頭の猪が猛烈な速度で道をクロスして上部に駆け上がって行った。旧摩耶道で猪を見たのは初めてだったので少し驚いた。
 旧摩耶道は、片側が切れ落ちた危なっかしい箇所もあるので(写真左)、注意して進む。やがて、「青谷道へ」の道標が登場した(写真下 11:05)。
旧摩耶道
 この「青谷道へ」の道標のところが、岩屋尾根の取付きとなる。ここで写真を撮っていると、旧摩耶道の後方から数人のハイカーの声が聞こえてきた。旧摩耶道は、摩耶山への登山道としての利用者が増えてきたようだ。山道で密とならないよう、急いで岩屋尾根に取付いた。 岩屋尾根取付き
岩屋尾根取付き
岩屋尾根  岩屋尾根に取り付くと、そこは岩場の急登で、おまけに落葉の堆積が深い。その影響でズリズリすべって登り難いが、何とか体を引き上げる。その先、5分ほど登るとはっきりと尾根道らしい感じになってきた(11:10)。尾根には薄い踏み跡がついている。
 この先も、岩屋尾根は急登と落葉の道が続く。ズリズリ滑って登り難いので、脚部への負担がきつい。
岩屋尾根
 少し登って尾根に大小の岩が増えてくると、少し傾斜が緩む(写真右 11:24)。このあたりでさらに尾根道らしくなってきた。踏み跡は全体的に薄いが、一本の尾根なので道に迷うことはない。 岩が目立ち始めた
岩が目立ち始めた
 岩屋尾根では、ポツンポツンと古い残置のビニールテープがあるが、尾根を忠実に登ればテープの助けはあまりいらないだろう。 傾斜が緩んだ岩屋尾根
傾斜が緩んだ岩屋尾根
婆谷NO1  岩屋尾根の傾斜が緩んだところで、突如、広場状の場所に飛び出した(写真左 11:25)。ここは松葉が一面に積もっている。その中に、ポツンと人口の工作物が設置されていた。覗きこんでみると、それは六甲砂防事務所の二級基準点(点名は「婆谷NO1」)だった。岩屋尾根の東側の尾根が行者尾根で、その東側が老婆谷なので、それに関連した基準点名なのか?
婆谷NO1
 この広場状の場所からも、更に岩屋尾根の登りが続く。落葉の中の薄い踏み跡を拾いながら登っていく。このあたりにも、時折、残置のビニールテープが登場するが、真っすぐに尾根に沿って登る道なので、迷うことはない。やがて、尾根の上部が開けて明るい空が見え隠れし始めた(写真右)。これで天狗道の尾根が近いことがわかる。 天狗道が近づく
天狗道が近づく
天狗道に合流  そして、天狗道を歩くハイカーの声を上部で聞きながら、なんとかそこまで登りついた(11:43)。登りついたところは、細い木に赤いテープが巻いてある場所だが(写真左)、岩屋尾根の分岐であることを示す表示はない。天狗道に出ると、ハイカーが多い。登り下りで、ハイカーとすれ違う。少し急ぎ足で天狗道を登っていく。
天狗道に合流
 天狗道は岩場の登りが多く楽しく歩けるが、今日は休まず登っていく。やがて、前方に反射板が見えてきた(写真下 12:00)。ここで、ちょうど正午となる。更に登って、行者尾根の分岐に至る(12:02)。行者尾根では、尾根を登ってきた二人組のハイカーが、「ああー、しんど!!」の声を乱発していた。行者尾根もタフな道なので、その声に思わずうなずく。 岩の多い天狗道
岩の多い天狗道
天狗道の反射板 アドベンチャー分岐
天狗道の反射板 アドベンチャー分岐
 行者尾根分岐を過ぎると少し下って、やや登り返したところの右手側に展望の岩場がある。ここで少しだけ景色を見て、先を急ぐ。展望岩の場所から少し登って小ピークを越え、次に下ったところがアドベンチャールートの分岐となっている(写真右上 12:10)。ここで左折して、アドベンチャールートに入る。 黒岩尾根への分岐
黒岩尾根への分岐
地蔵谷一番目堰堤  アドベンチャールートに入ると石の階段を下り、次に丸太材の階段を下って、ちょろちょろと水の流れる谷に合流する。その流れの右岸を下って行くと、黒岩尾根への分岐点となる(写真上 12:15)。ここには、にぎやかに道標が立っている。新旧道標や、山火事注意の標柱まであるので、わかり易い分岐だ。その先、地蔵谷に入るとすぐに古い堰堤を右岸で越える(写真左)。堰堤を越えると急な下りでロープがある。
地蔵谷一番目堰堤
 次に岩場の右岸歩きとなる。谷から少し高いところの岩場で、楽しく歩ける。その先で、古い「地蔵谷道」の道標がある(写真右 12:21)。この道標の先で、地蔵谷で二番目の堰堤が見えてきた(写真下)。この堰堤も古いもののようだ。 地蔵谷道標
地蔵谷道標
二番目堰堤  この二番目の堰堤を越えると、また、急な下りとなる。ここにもロープの設置がある。ロープに時折頼りながら、急坂を下りきると、その前方に第三番目の堰堤が見えてきた(写真左下 12:31)。この三つ目の堰堤の手前で流れを渡り、堰堤を左岸で越えた先で流れに下り、また右岸に渡る。渡ったところには「地蔵谷道」の道標がある(写真下)。地蔵谷にはこの道標が多く設置されている。
二番目堰堤
三番目堰堤 「地蔵谷道」の道標
三番目堰堤 「地蔵谷道」の道標
岩壁の下り  右岸を少し進んで、流れを左岸に渡る(12:33)。ここで、左岸を大きく高巻く。地蔵谷は谷道とは言いながらやたら堰堤が多く、谷の斜面の高巻道が多い。
 その先で「地蔵谷第四砂防ダム」が登場。ここも当然のように高巻道で越える。地蔵谷第四砂防ダムを越えて、右岸に渡る。ここで、一人のハイカーとすれ違った。地蔵谷で初めて他の方と遭遇した。
岩壁の下り
 次に岩壁の急な下り道が登場する(写真上 12:43)。ここは滝になった流れの脇で、少し緊張する。
 下ったところで左岸に渡り、またまた、斜面の高巻道になる(写真右)。高巻道から反対側の右岸を見ると、古い地蔵谷の道標が立っていた。従前は、そちらに道があったものが、崖崩れで左岸に付け替えとなったのだろう。
地蔵谷左岸道
地蔵谷左岸道
 しばらく、左岸の高巻道を進むと、右下に堰堤が見えてきた。堰堤名は遠くて見えないが、この堰堤を越えると地蔵谷左岸道はどんどん下って行って、流れに合流した。地蔵谷の水音をすぐ脇に聞きながら左岸を進むと、太陽の光が真正面から差し込むようになっていた(写真右 13:01)。 地蔵谷左岸
地蔵谷左岸
陽光の中の標柱  そのすぐ先で、大きな一枚岩の上で流れを渡る。ここは滑滝のようになって、流れが岩肌を下っている。右岸歩きにになり、太陽の光に向かって進む。道端には、もう何度も見た「地蔵谷」の道標が西からの陽光を受けている(写真左)。
陽光の中の標柱
 その「地蔵谷」の道標のすぐ先で、「地蔵滝」の古い看板が目に入る(写真右 13:06)。地蔵滝までは少し距離があり、おまけに、木々の枝葉に遮られて見にくい状況だが、地蔵谷では一番大きいものということだろう。看板に「下り口」の表示があったが、今回は滝の探査は回避した。 地蔵滝の看板
地蔵滝の看板
地蔵滝  なお、地蔵滝の所には、新旧の地蔵谷道の道標と、「登山用道路」の金属看板が並んでいるので、これも目印になる(写真下)。
地蔵滝
 地蔵滝の先で、地蔵谷道は右岸の高巻道になる。
 その次に、地蔵谷第二堰堤が登場する。この堰堤内には水が溜まっていた。地蔵谷第二堰堤を過ぎると、石階段で右岸道はどんどん高度を下げていく。そして下り切ったところで左岸に渡り、地蔵谷第二堰堤から約10分で地蔵谷堰堤になる(写真下 13:23)。
地蔵滝近くの道標
地蔵滝近くの道標
地蔵谷堰堤 堰堤脇の分岐点
地蔵谷堰堤 堰堤脇の分岐点
 地蔵谷堰堤で、先週の道迷いの原因を探ったところ、ここで明確な踏み跡が分かれていることを確認した。堰堤を越えて地蔵谷に沿った道と、堰堤から上部に登っていく道のいずれも、明確な踏み跡となっていた。上部ばっかり見ていた当方が、うっかりして、地蔵谷から離れて稲妻坂迄登ってしまったのだった。
 (((((((^_^;) 確認を終え、下山を始めた。ここからは、市ヶ原を経て新神戸に下りたい。
トゥエンティクロス分岐
トゥエンティクロス分岐
紅葉の名残  地蔵谷堰堤からは、すぐにトゥエンティクロス分岐に出て(写真上 13:28)、ここから市ヶ原方面に進む。縦走路、稲妻坂分岐(13:30)を経て、市ヶ原の櫻茶屋まで下ってきた(13:38)。今日は茶屋のシャッターが閉まっていて、ひっそりしている。そこを過ぎ、紅葉の茶屋辺りでは、紅葉の名残の中を進む(写真左)。
紅葉の名残
 水のすっかり少なくなった布引ダムを過ぎ、ダム堰堤脇の大きな樹木の下を通って、つづらの道を下る。今日は人の多そうな布引の滝には寄らず、その麓の徳光禅院にお参りして、無事に下山したことを報告した。併せて、コロナの終息も祈願して、来年には平穏な日常が戻ることをお祈りした。
 ((^_^;)その先、新神戸駅には2時20分の到着だった。なお、本日のルートの内、岩屋尾根は自然のままの尾根で、一般のハイカーの山歩きには適さないことを注記しておきます。
布引ダム
布引ダム
布引ダムの大木 見晴らし展望台あたり
布引ダムの大木 見晴らし展望台あたり
このページTOPへ

HOME 1表六甲 2北六甲 3西六甲 4東六甲 5鵯越周辺 6丹生山系 7関西の山
 
linelineline