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箕面駅 |
東海自然歩道西の起点 |
阪急電車の箕面駅に到着し、改札の方に進む。ホームから前方に箕面温泉スパーガーデンの建物が見えている。改札を出て駅前をスタートすると(9:29)、すぐに「東海自然歩道の西の起点」の表示が目に入る。東海自然歩道は「明治の森箕面国定公園」から「明治の森高尾国定公園」まで続く自然道で、途中1都2府8県の国定公園をつないでいる。その西の起点「明治の森箕面国定公園」にちなんで、阪急箕面駅前広場に石碑が建っている。ここで、記念写真を撮る人もチラホラ存在する。
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滝道を進む |
紅葉橋 |
駅前の商店街を抜け、スパーガーデン前の広場を通過して、箕面川沿いの滝道を進んで行く。道沿いに土産物屋や料理屋が疎らに並び、その先で箕面公園昆虫館の前を過ぎる(9:41)。昆虫館の北側に瀧安寺があり、この寺のところで箕面川に「紅葉橋」がかかっている。橋のたもとに「望海丘展望台→」の道標があるので、展望台に向かって紅葉橋を渡る。
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望海丘展望台への階段 |
望海丘展望台 |
紅葉橋を渡るとすぐに階段道が始まる。延々と階段が登っている。左手側下方に瀧安寺を見下ろしながら、階段道をゆっくりと登っていく。ここの階段は一段の段差が大きく、登るのに難儀する。この辺りは地形図の等高線が密になっているので、大きな段差の階段も仕方ないのだろう。約15分、階段を登り続けて、前方に建物が見えてきた。その建物が、望海丘展望台だった(9:59)。
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大きな段差の階段がわざわいしてか、望海丘展望台には行楽者は誰もいなかった。望海丘展望台では、伊丹から大阪湾方面に展望が開け、なかなかの景色だ。その展望を独占しながら、ここでしばし休憩を入れた。 |
望海丘展望台の展望 |
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才ヶ原林道に向かう |
落葉の幅広道 |
望海丘展望台で休憩の後、才ヶ原林道の方に向かう。道標「才ヶ原林道→」が目印になる。落ち葉の積もった幅広の歩きやすい道を進んで行く。
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落ち葉の幅広の山道はすぐに舗装路の才ヶ原林道に合流となる(10:07)。才ヶ原林道は、府道43号線の箕面ビジターセンター前から府道43号線の風の杜の入り口付近まで、府道と並行している舗装路だが、今は車両は進入禁止なので安心して歩ける。林道には4人のハイカーが先行していた。周囲の樹木を見ながら進んでいるので、自然観察の方々なのだろう。 |
才ヶ原林道 |
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才ヶ原口 |
B-29の分岐点 |
才ヶ原林道からは才ヶ原口のポイントで分岐して才ヶ原池の方に向かうつもりだったが、才ヶ原林道をスタスタ進んでしまい、才ヶ原口のポイントを見過ごしてしまった。あわてて、林道を後戻りすると才ヶ原口にはにぎやかに道標が立ち並んでいた。箕面の森の道標「みのおB-11」が才ヶ原口になる。ここには「箕面の森の案内図」地図や「才ヶ原の森」の看板も立っている。ここから才ヶ原池の方に向かう(10:20)。才ヶ原池に向かっていると池の手前で「B-29」の分岐点がある。ここで左折すれば「三ツ石」の方に進むが、ここは池に沿って谷山谷の方に直進する。
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才ヶ原池 |
G-16の分岐点 |
「B-29」の分岐点の先で才ヶ原池に到着となる(10:24)。才ヶ原池では、9月から10月ころ、池の水面を見ているとマミズクラゲが見つかるというが、今は冷たい水面が斜陽に照らされているだけだった。才ヶ原池を過ぎて、落ち葉の道を踏み進むと、「G-16」の十字路の分岐となる(10:29)。ここは谷山谷の方に直進する。
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G-8の分岐点 |
V字に掘れた道 |
「G-16」の分岐を過ぎると、落ち葉の道の下りとなって杉林に突入する。この杉林は薄暗くて光が差し込んでこない。次に「G-17」の分岐(10:31)。ここは直進。その先で沢を渡る(10:34)。この辺りは杉の倒木が激しいが、通行の妨げになるようなことはない。次にもう一度、沢を渡って「G-8」の分岐点となる(10:37)。ここは谷山谷で「林道谷山線終点」の表示がある。「G-8」の分岐点のすぐ先に「G-18」の分岐があり、ここで谷山谷の沢を離れ、山道を登っていく。V字に掘れた道に落ち葉が積もって荒れた感じの道になる。
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アップダウンの尾根道 |
明るい杉林 |
次に雑木の尾根道になって、そこで一人のハイカーとすれ違う。この辺りは人が少ないエリアなので、奇遇な感じ。その先で「G-9」の分岐点を通過(10:50)。この辺りは落ち葉道で快適に進む。この先、尾根道はアップダウンを繰り返しながらの道になる。このアップダウンの尾根道でRUNの方に追い越される。その軽やかな足取りがうらやましい感じ。やがて尾根道は下りになって杉林に下り着いた。ここの杉林は枝が払われて日が差し込んでいる。
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勝尾寺南山 |
勝尾寺南山山頂 |
杉林の先で「G-20」の十字路となる(11:09)。ここは道標「勝尾寺南山→」が示す方向に進む。その先ですぐ「G-22」の分岐(11:11)。ここでウツギ谷への急な階段道が右に下っている。「G-22」の分岐は直進して、落ち葉の道を登ったところで前方で人声が聞こえてきた。そこが勝尾寺南山の山頂だった(11:16)。山頂では4人のご婦人のグループが昼食休憩中で、談笑の花が咲いていた。
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勝尾寺南山は南側が少し開けていて、千里中央方面から大阪方面に展望があるが、この時間は逆光となっていてやや残念だった。なお、勝尾寺南山には三角点があり、それを確認する。三等三角点で、点名を「萱野(かやの)」という。明治36年の設置で古いものだが、比較的きれいに保たれた標石だった。箕面市芝274番地:406.58m |
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三等三角点:萱野 |
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ロープの急下り |
杉林の中の道 |
勝尾寺南山で三角点の確認をした後、そこを出発した。次に、近くの史跡「しらみ地蔵」を目指す。勝尾寺南山から北に向かって下る道があるのでそちらに進む。その道はものすごく急な下り道で、ロープが設置されている。そのロープを握ってゆっくりと下り始めた。足元は落ち葉が積もって、ズルズル滑る。慎重に下っていると、その急な道を登ってくるハイカーとすれ違った。急坂で足場を確保して、あいさつを交わす。急坂を下り切ると、杉林の中の道に合流した(11:29)。合流地点には、勝尾寺南山方面を示す道標はなかったので、その急坂道はバリルートということだろう。
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しらみ地蔵 |
谷山尾根に向かう |
杉林の道を「しらみ地蔵」の方に進むと「C-19」の分岐があり、そこに「しらみ地蔵」が立っていた(11:32)。石のしらみ地蔵は長い年月の経過で劣化が激しいが、いろんなものがお供えされていて、現在でも大切にされていることが分かる。お供えの中に勝尾寺の小さな勝ちダルマが4体あったことから、寺にまつわるお地蔵様なのだろう。地蔵の周りには丸太の椅子があり、ここでひと休みできる。「しらみ地蔵」に手を合わせた後、下山路の谷山尾根の方に向かう。頭を黄色に塗られた石柱が立つ方向の山道に入る(写真右上)。
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しらみ地蔵を出発したところで男女4名のグループとすれ違う。この道はよく歩かれた感じなのでハイカーも多いようだ。その先で、「G-21」の分岐となる(11:41)。ここには古い石の道標があり、「右中山」と書かれている。この分岐を左に下っていくとウツギ谷から外院方面となるが、ここは直進して谷山尾根の方に向かう。 |
「G-21」の分岐 |
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勝尾寺南山の南斜面の道 |
「G-3」の分岐 |
その先は勝尾寺南山の南側の斜面を通過する道となる。左手側が切れ落ちた感じの道だが、よく歩かれた山道で快適に歩ける。やがて「G-3」の分岐を通過する(11:48)。この分岐には石の古い道標が残っている。勝尾寺への道標で「右かちおじ七丁」と書かれている。古くは勝尾寺は「かちおじ」と呼ばれていたのかもしれない。道標の上部には馬頭観音像が彫られており、寺への参拝者がここで手を合わせて通過していった昔がしのばれる。ここは丸太のベンチがあるので休憩にも良い。
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右手側に杉林 |
谷山尾根の馬の背 |
「G-3」の分岐から谷山尾根の下りになる。右手側に杉林を見ながら下っていく。その先、谷山尾根は細い馬の背のような道になるが、よく歩かれた道なので歩きやすい。この辺りで4名のRUNの方に追い越された。今日はRUNの方に何名もすれ違ったが、箕面の縦横に整備されたハイキング路には、トレイルランの方も多いようだ。
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「G-5」の分岐 |
苔が覆った道 |
谷山尾根を下っていき「G-29」のポイントを通過する(12:04)。さらに下って「G-5」の分岐を通過した。ここで分岐する道は、青松園、石丸方面への道と案内されている。「G-5」の分岐を過ぎると谷山尾根はシダが目立つようになる。おまけに路面に緑の苔が覆った感じの道になって、滑りやすい。下りで苔道は嫌な感じで、慎重に進む。
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さらに下って「G-28」の分岐点が登場した(12:22)。ここで右折して水神社に向かう。分岐からすぐに水神社の社殿が見えてきた(12:24)。この道は裏から神社に入る道だった。 |
「G-28」の分岐 |
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白姫神社 |
参道入口の鳥居 |
境内に入って水神社(白姫神社)にお参りする。境内には石の灯篭が立ち本殿の脇に小さな末社も鎮座していた。ここは大正の頃の干ばつの際に、雨乞いの祈祷をしたところ、たちまち雨が降ったということで、山の上に社殿を建ててお白姫大明神とされたもの。水は農家にとって大切で、地域の方々の古くからの思いがこもった神社だった。神社にお参りの後、神社の参道を下っていく。参道の急な坂を下っていくと、鳥居のところで麓の住宅地に出てきた(12:29)。
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ため池の脇を通過 |
アドプトロード燦麓 |
住宅地の中の舗装路を下っていくと、ため池の脇を通過する。ここには3つのため池が隣接している。ここでも、水を大切に扱ってきた地域の歴史が感じられた。やがて府道箕面池田線に出て、白島北のバス停に到着した(12:38)。時刻表を見るとバスの到着まで20分ほどある。寒空で20分待つのはどうかと思い、箕面駅まで歩くことにした。
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アドプトロード燦麓からの展望 |
阪急箕面駅 |
府道箕面池田線を西に進む。府道沿いに「アドプトロード燦麓」の表示を発見する。この道路は、アドプト・ロード・プログラムに参加して、地域の方が清掃、美化運動を継続している道路だった。その道の途中で、南東に展望がある箇所があり、景色を楽しみながら進み、白島北バス停から25分ほどで阪急箕面駅まで帰ってきた(13:03)。箕面の山は道が縦横に分岐しているが、道標と地図を見ながらのルーファイで、楽しい里山歩きになった。 |