三ッ下谷・三ッ谷西尾根 (お勧め度★☆☆) 北六甲【2-34】

神戸電谷上駅(8:35)==山田道==石の道標(8:57)==石の道標2(9:08)==丸山上流堰堤(9:36)==三ッ下谷
==烏帽子岩(11:48)==石楠花山(12:00)==天狗岩(12:11)==炭ケ谷分岐(12:29)==双子山(12:45)==
三ツ谷西尾根==神鉄花山駅(13:55)(約5時間30分 平成30年3月18日)  
ROUTE MAP
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説明が青色文字の写真はクリックで拡大します。
 三ッ下谷は谷上駅の北側から石楠花山の烏帽子岩に向かい突き上げる谷筋である。あまり人の入らない谷で、自然あふれる滝の連続と清らかな沢の流れが魅力らしい。また、三ッ谷西尾根は石楠花山から双子山を越えて幸陽町に下る尾根筋で、圧巻の急勾配である。今日(平成30年3月18日)はこの野趣溢れる北六甲の道を走破してみたい。
谷上駅北側の広場  神戸電鉄の電車に揺られ谷上駅で下車する。谷上駅へは三宮から北神急行を利用すればショートカットできる。
 谷上駅を北側に出て、軽く準備運動をする。今日は晴天で、駅の北側には丹生山系の連なりが青空に映えている(写真左)。
 今日、目指す三ッ下谷は、谷上駅から山田道を進み、途中で山田道から東にトラバースすることになる。
谷上駅北側の広場
山田道の道標  駅北側から、線路の高架下に沿って西に進む(8:35)。
 高架下は迷路のようだが、すぐに山田道の道標が登場した(写真左 8:38)。道標には「ハイキング道 山田道〜森林植物園 森林植物園まで50分」とある。その案内に従い、左折して南に進路を変える。
 神戸電鉄の高架をくぐり抜けると、すぐに駐車場の中に入る。その駐車場の中を突き抜けて進み、阪神高速の高架の下をくぐると、フェンスに挟まれた道となる。その先で橋を渡れば、119番通報プレートの付いた山田道の道標が登場する。道標に従い、山田道を進む。
山田道の道標
 やがて、左側前方に堰堤が見えてきた(8:45)。比較的新しそうな堰堤だ。近づいていくと、その堰堤は丸山堰堤で、平成26年2月に補強工事を終えたものだった。
 堰堤の先で小さな木橋を渡り(8:53)、次に、飛び石で流れを渡る(8:56)。
 その先に、119番通報プレートの付いた道標と古い石の道標がたっている(写真右 8:57)。
古い石の道標
古い石の道標
上谷上方面に進む  その石の道標を振り返ってみると、「右 上谷上 左 下谷上」と刻まれていた。
 石の裏側は「御大典記念 昭和三年十一月」と彫られている。これは、昭和天皇の即位の大礼を記念して設置された古い道標だった。
 三ッ下谷へは、この道標の所で切り返して、「右 上谷上」と記された方面に進む。木の道標では「右 行き止まり」とあるが、しっかりとした踏み跡がある。
 すぐに、流れを2回渡る(写真下)。二つ目の流れは幅広なので注意して渡りたい。
上谷上方面に進む
 ここからは沢の流れを右下に見ながら東向きに進んでいく。次に、細い竹が繁茂して、藪の様相の道となる。しかし、適度に細竹は刈り掃われており、歩行に困難はない。
 竹が繁茂する中で足元を確認するとしっかりとした道が残っている。このことから、この道は、古くは往来が頻繁だった道とわかる。
流れを渡る
流れを渡る
石の道標がまた登場  次に緩やかな登りとなり、その先で道がつづらに折り返していた(9:08)。
 この折り返した登り道の脇に、先ほど見たものと似たような古い石の道標が登場した(写真左)。
 道標には「右 再度山神戸 左 山田道」と刻まれている。先ほどの山田道の石の道標と同様、「御大典記念 昭和三年十一月」とも彫られている。
石の道標がまた登場
 この石の道標から、さらにつづらに登っていくと、上谷上に至るのであろうが、今日は三ッ下谷を目指すので、石の道標のところで、切り返して南に進路を変える(写真右 9:11)。 石の道標で切り返す
石の道標で切り返す
木の橋を渡る  切り返した先も、しっかりした山道があり、その山道は右下に見える流れに向かい次第に下っていく。
 流れに合流したところで、関電の赤い「火の用心」があり、そこで小さな橋を渡る(写真左 9:18)。これは鉄塔巡視路の橋なのだろう。
 橋を渡ると沢が左下になり、勢いよく流れる水音が水量の多さを教えてくれている。小滝も多く、そこでは水音が更に激しくなる。
木の橋を渡る
 水音を聞きながら、沢沿いのしっかりとした道を快適に進む(写真右)。
 その先で道が分岐した(写真下 9:23)。ここは右に登る道の方が踏み跡が明瞭だが、左の道には、黄色や黒、赤のビニールテープの表示がにぎやかだ。
 三ッ下谷へはテープ表示のある左に進む。
沢沿いの道を進む
沢沿いの道を進む
この分岐は左へ  左側の道は、少し灌木が茂るが、そこをこえると、また、歩きやすい道となる。
 なお、右に登る明瞭な道は、鉄塔巡視道で、行き止まりとなっているらしい。
この分岐は左へ
三ツ下谷の表示  少し進むと、沢が二股に分かれているところに突き当たる(9:26)。三ッ下谷は向かって左側の沢である。
 右側の沢にも薄い道があるようで、こちらは下水谷の浄水場の方に向かう沢だろう。
  突き当たった沢を対岸に渡ると、道脇の細い木に「三ッ下谷(熟練者向)」の表示が登場した(写真左)。ここから、三ッ下谷へ入渓となる。
三ツ下谷の表示
階段で堰堤を越える  その三ッ下谷の方を見やると、大きな二重になった堰堤が見えている。堰堤を越えるために階段が設置してあり、その急階段を登っていく。
 階段を2分弱登ると堰堤の上に出た。この堰堤は、丸山上流(副)砂防ダムで、平成2年9月に完成との表記がある。
階段で堰堤を越える
 副堰堤からは階段で沢まで下り、次に後方の大きな本堰堤に向かい急な階段を登っていく。
 丸山上流堰堤は、平成2年3月の完成であり、副堰堤よりこの本堰堤の方が半年先に完成している。
 本堰堤から階段で、堰堤内に下っていく。堰堤内は少し水が溜まり、ぬかるんでいた(写真右 9:36)。
丸山上流堰堤
丸山上流堰堤
 丸山上流堰堤から三ッ下谷の沢を遡行していくと、すぐに、脇にある炭焼き窯の跡が目に入った(写真右 9:44)。
 このような、谷の奥で炭焼きをしていたとは、昔の人は大変だったろう。
炭焼き窯の跡
炭焼き窯の跡
三ッ下谷 F1  炭焼き窯の跡を過ぎ、大小の岩のごろつく沢を更に遡行していく。
 炭焼窯跡から10分程遡行して、小さな滝が登場した(F1写真左 9:57)。
 ここから順次登場する滝を便宜的にF番号を付して記述を進める。
 F1はかわいい滝だ。ここは左側から巻いて越える。
三ッ下谷 F1    
 そのF1のすぐ上流にF2がある(F2 10:00)。F2は巻道から沢に降りて撮影した。
 F2のすぐ上部にはF3が待っていた(F3 10:02)。F3は滑滝である。
 滑滝の後方ですぐF4が轟音を立てていた(F4 10:04)。少し落差があり、水音が勇ましい。
三ッ下谷 F2
三ッ下谷 F2
三ッ下谷 F3 三ッ下谷 F4
三ッ下谷 F3 三ッ下谷 F4
三ッ下谷 F5  このF4までは流れの左側(右岸)を巻いてきた。
 F4を越えると、沢に降り立った。 
 この先の右岸は高巻きできない感じだ。しばし、両側の岸を観察したところ、右側(左岸)に側道が通っていた。滑落しないよう、左岸を慎重に進む。
 すると、前方に小滝が見えてきた(F5 10:13)。F5は右側から巻いて越える。
三ッ下谷 F5
 F5の先には少し深さのありそうな釜が待っていた(10:16)。
 ここの左岸は岩壁で進めそうにない。そこで、なんとか歩けそうな右岸を慎重にへつって進む。
 その先は、小さなゴルジュ状の流れで、岸を高巻くにはリスクがありそうだが、慎重に右左に渡河しながら進む(写真右 10:24)。
釜の先の小ゴルジュ
釜の先の小ゴルジュ
三ッ下谷 F6  小ゴルジュの先に落差のある滝が見えてきた(F6 10:26)。今までの滝の中では、F6が一番大きい滝のような気がする。
 F6は高さがあるので、少し手前の左側に巻道のためのトラロープが垂らしてあった。そのロープに助けられ、F6を高巻く。
 この高巻き道は傾斜があり、おまけに細い道である。掴まる立木も少なく、最高の慎重さをもって進む。
三ッ下谷 F6
 F6の高巻き道を何とか通過すると、前方にF7がみえてきた(F7 10:30)。
 F7も落差がありそうだ。このF7も滝左側の斜面にロープが垂らしてあるので、その助けを借りる。
 ロープを伝いF7の滝の落ち口に登りついた。
 落ち口から、ものすごい速度で水が流れ落ちている。水音がものすごい。少し恐怖感を覚える。F6よりF7の方が凄いかもしれない。
三ッ下谷 F7
三ッ下谷 F7
三ッ下谷 F8  しかし、さらにすごい滝が次に迫っていた。F7を3分ほど遡行したところに、とんでもない滝が流れ落ちていた。
 相当に距離のある滑滝(斜瀑)で、二段になって豪快に流れ落ちている(F8 10:35)。
 これは圧巻である。六甲で、久しぶりに滝の流れに感動した。この規模の、このスケールの滝は久方ぶりであった。
 しばらく、轟音と共に流れ落ちるF8の水流に見入ってしまった。
三ッ下谷 F8
三ッ下谷 雄大なF8 F8 滝の落ち口
三ッ下谷 雄大なF8 F8 滝の落ち口
三ッ下谷 F9  F8の滝は見飽きないが、そろそろ出発とする。
 一段目の滝の左側を登り、二段目の手前で滝の流れを渡る。ここは滑落しないよう慎重に水流をまたぐ。二段目の滝は右側を登っていく。
 F8を登り切って(10:45)、さらに三ッ下谷を遡行する。
 次に流れの左手側に、またまた落差のある滝F9が見えてきた(F9 10:48)。
 F9は落差が10m程はあるかもしれない。F9は沢の右岸を流れ落ちているので、ここは左岸を大きく巻いて登っていく。
 赤いロープが斜面をトラバースぎみに張ってある。F9の巻き道の最後はほぼ垂直の岩壁なので、ロープがないと登れない感じだ。
三ッ下谷 F9
F9 滝の落ち口  F9を登り切って、滝口から下を覗く。急流に向かい流れ落ちる水流が圧巻だ(写真左)。
 さて、F9で三ッ下谷の滝巡りは終了する。F9の上部で、三ッ下谷は左右に分岐していた。 左俣は、ごつごつした岩が重なっている。これを遡行すると炭ケ谷道に至るようだ。 右俣(みぎまた)は、天狗岩の方に突き上げている。左俣、右俣の分岐点の苔むした樹木に「東六甲探検隊 2014.2」の銘板が残されていた。三ッ下谷を訪れる好事家は少なからずいるようだ。
F9 滝の落ち口
  さてここからのコースは、左俣、右俣の真ん中の尾根を登って行き、烏帽子岩を目指したい。 尾根は、急傾斜で踏み跡らしきものはないが、黄色の残置テープがルートの存在を示していた。登り易そうな斜面を選びながら、登坂を開始する(写真右 11:00)。 烏帽子岩を目指し斜面を登る
烏帽子岩を目指し斜面を登る
烏帽子岩に向かう尾根  烏帽子岩に向かう尾根は、すこぶる急傾斜だ。細い木をつかみながら、体を引き上げていく。油断すると、ズズズーーー と滑り落ちてしまいそうな斜度だ。何度も休憩を入れながら、ゆっくりと尾根の斜面を登っていく。
 最初は、落葉の積もった土の斜面だったが、登るにつれてごつごつした岩が増えてきた。その岩につかまりながら後方を振り返ると、谷上方面の街並みが遠望できるようになっていた。だいぶ高度が上がってきている。
烏帽子岩に向かう尾根
 更に登って、尾根の小ピークを越えたところで、踏み跡が左右に延びていた(写真右)。炭ケ谷から天狗岩の尾根の方にトラバース道が伸びているようだ。そのトラバース道を左右に少し進んでみたが、どちらも、最近は歩かれていないようで、踏み跡は薄くなっていた。
 さて、また、元の道に戻り、さらに、烏帽子岩に向かい尾根を登っていくことにする(11:25)。
 ここからも、まだまだ急傾斜の連続である。しばしば休憩をはさみながら登っていくが、道なき急斜面の登りは相当脚に負担となった。足に疲労物質が大量に蓄積した感じがする。
踏み跡が左右に延びる
踏み跡が左右に延びる
烏帽子岩  休憩を何度もはさみながら急傾斜を制覇し、何とか烏帽子岩まで登り切った(11:48)。
 尾根の先端にある三角形の烏帽子岩は、下から見ると烏帽子だが、上から見ると単なる大岩に過ぎない。
 烏帽子岩は見る方向によって全然形の異なる岩だった。
 さて烏帽子岩からは、石楠花山、天狗岩とめぐってみたい。
烏帽子岩
 烏帽子岩から笹の茂る道を進む。すぐに山友会の「石楠花山」方面を示す小さな表示が登場した(11:53)。 ここで右折し、石楠花山方面に進む。さらに、一帯に笹の茂る山道を南に進む。
 山友会の道標から10分弱進んで石楠花山に到着した(12:00)。
 ここは、山道の途中に三角点が急に登場し、それで石楠花山と知れるが、山頂らしい感じがしない場所だ。
石楠花山
石楠花山
石楠花山の三角点  石楠花山には二等三角点(点名、上谷上)がある。標高は651.95 mだ。
 石楠花山から更に南に進むとすぐに林道に飛び出す(12:05)。この林道を更に南に進む。
 すぐに天狗岩分岐が登場(12:06)。ここは、しっかりとした踏み跡が分岐しているので、注意していればすぐにわかる。
石楠花山の三角点
 分岐から尾根に沿うように笹の中の道を5分程下っていくと、尾根の先端に出る。そこが天狗岩である(写真右 12:11)。
 天狗岩は左右二か所に岩がある。
 いずれも景色良好で、左側の岩からは淡路島と瀬戸内海、丹生山系の連なりが遠望でき、右側の岩からは、谷上の街並みが見おろせる。
 180度の展望に接し、疲れを忘れて、景色に見入る。
天狗岩
天狗岩
双子山方面に進む  天狗岩での景色を堪能し、また林道に戻ることにする(12:15)。
 5分で林道まで戻り、こんどは林道を北に進む。林道を10分弱進み、炭ケ谷方面と双子山方面の分岐までやってきた。(12:29)。 ここには道標がああり、「双子山(熟練者向き)」の方向に進む。
 なお、この道標には烏帽子岩への案内もあり、「烏帽子(エボシ)岩 (行き止まり)」と表記されている。一般のハイカーが誤って三ッ下谷方面に下って行かないように注意している。
双子山方面に進む
 さて、道標から双子山方面に進むと「神戸兵庫テレビ放送局重要埋設物表示」のところで道が分岐する。双子山へはここで左折して下っていく。右に進むとテレビ放送局設備らしき鉄塔があってすぐ行き止まりとなる。
 少し下ったところで、コアラの「山火事注意」の表示が登場する。ここは三ツ谷への分岐であり、手製の案内表示もある(写真右 12:34)。この分岐は三ツ谷へは下らず、双子山方面に進むが、双子山を越えて花山、幸陽町に下る尾根道は三ツ谷の西側の尾根となるので、以降、三ツ谷西尾根と呼称することとする。
三ツ谷の案内表示
三ツ谷の案内表示
三ツ谷の案内表示  すぐ先にSUN-TYの放送施設が見えてきてその脇を更に進むと山腹の薄暗いトラバース道になる。
 そのトラバース道を少し進むと、NHKのコンクリ柱とテレビ放送局設備の標識が登場する(写真左 12:42)。
 ここで道が分岐して、切り返すような登り道がある。これが双子山への登り口である。
NHKのコンクリ柱
 スイッチバックして少し登ると、そこが双子山の山頂だった(12:45)。
 双子山山頂は樹木に覆われ、展望のない薄暗いところ。
 ここから炭ヶ谷東尾根への踏み跡があったはずだが、双子山の山頂は倒木などで少し荒れていた。
双子山の山頂
双子山の山頂
 双子山には古い登頂札が数枚残されていたが、他に見るものもないので早々に引き返すことにする。
 また、NHKのコンクリ柱まで戻ってきた。
 ここから更に、三ツ谷西尾根を下っていくことにする。
双子山 古い登頂札
双子山 古い登頂札
NHKの放送施設(双子山北峰)  すぐに急な下り道となり、固定ロープが両側に続いている(12:49)。急なうえに松の落ち葉が積もっている。滑らないよう慎重に下る。下りきったところにNHKのコンクリ柱があり、ここからは、急登に変わる(12:52)。急な道を登りきると小ピーク(双子山北峰)でNHKの放送施設がある(12:55)。 ここで小休止して、放送施設を見渡してみると、この施設から約1万4千4百世帯に電波を送っている旨の説明があった。山中深いところの施設だが、ここは重要な使命を負っているものであった。
NHKの放送施設(双子山北峰)
 NHKの放送施設を過ぎると、一層、急な下り道が始まる。 踏み跡はしっかりとしているが、超、超、超急坂で、慎重なうえにも更に慎重に下る。 複数個所にロープの設置があり、それにすがるように下っていく。 冬枯れの木立の間から麓の花山の街並みが透けて見えるが、景色を見て油断すると足元が危険である。 三ツ谷西尾根の急な下り道は、滑りやすい粘土質の土に落葉が積もっており、ロープにつかまりながらも二度も尻もちをついて、天を仰いでしまった。三ツ谷西尾根では、注意の上にも注意が必要だ。 三ツ谷西尾根の急下り
三ツ谷西尾根の急下り
急斜面にロープが続く  更に、つかむ木もロープもない急斜面や、石ころの多くなった三ツ谷西尾根の急坂を慎重に下る。
 急な道を下っていると脇に炭焼き窯跡が残されていた(13:15)。
 その窯跡を過ぎるとやがて急な下り道が終わり、平行道が横切るところとなった(13:18)。この平行道は「鉄塔二本経て炭ケ谷」のテープ表示があったので炭が谷まで続いているのだろう。
急斜面にロープが続く
 平行道を越えて更に下ると水場が登場した。三ツ谷西尾根を伏流してきた清水がパイプから流れ出ている。
 椅子も置いてあるので、水汲みに訪れる者がいるようだ(13:22)。
水場が登場
水場が登場
 その水場の下には小さな池があり、その池から更に下ると左右に続く道に合流する(13:27)。
 コアラの火の用心の表示もあるが、その表示から左に曲がり、道なりに進むと舗装路に出てきた(写真右 13:28)。
舗装路に出たところ
舗装路に出たところ
幸陽町に出てきた  ここは阪神高速北神戸線の北側に沿った道だ。その舗装路を右折し、突き当りの鉄製の階段を下ると、三ツ谷川に沿った道となる。
 そのまま川沿いに北に進み、阪神高速の高架をくぐると幸陽町の住宅地(幸陽町3丁目22のあたり)に入った(写真左 13:32)。
幸陽町に出てきた
 しばらく、三ツ谷川に沿って下り、途中で左折して花山団地内に入った。更に、団地をぬけて斜行エレベーター(スカイレーター)を利用して有馬街道まで下ってきた。ここから神鉄花山駅はすぐである。
 花山駅に到着寸前に、列車が出発してしまったが、駅から双子山を見上げながら、双子山の急な下りは半端ではないな・・と、再認識したのであった(13:55)。
神鉄花山駅
神鉄花山駅
●三ッ下谷は踏み跡はあるものの自然なままの谷筋で、滑りやすく慎重な歩行が必要です。また、三ツ谷西尾根の下りは超急斜面で、滑りやすいので注意が必要です。
●三ッ下谷、三ツ谷西尾根はいずれも一般の山歩き道ではないことを注記しておきます。
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