甲南パノラマ道・荒地山 (お勧め度★★☆) 東六甲【4-30】 |
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日の出の早い季節となった。国立天文台の発表の暦では、今日の神戸の日の出は4時46分である。そこで、当方としてはちょっとだけ早めに家を出て、山歩きに出かけることとした。 本日は、高座の滝から荒地山に登り、そこから西に向かい、魚屋道から甲南パノラマ道を進んで住吉台まで歩きたい。 阪急神戸線に乗り、芦屋川駅に7時37分に到着した。今日は晴天で、駅から望む六甲の山は緑に映えている。 |
芦屋市街と六甲の山並み |
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駅前のコンビニで飲料を調達して、芦屋川に沿って北に向かい歩き始めた(7:45)。 芦屋川駅を起点にハイキングをスタートする者は多い。今日も、駅から高座の滝やロックガーデンを目指し、ハイカーが点々と連なっている。 その列に従い、まずは高座の滝を目指す。芦屋川の河原に茂る夏草が目いっぱいに繁茂して、緑がまぶしい。 |
芦屋川沿いを進む |
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駅から25分で、ロックガーデン手前の滝の茶屋に到着した(8:09)。滝の茶屋の前を過ぎ、更に進んで、大谷茶屋の先が高座の滝である(8:11)。滝の茶屋、大谷茶屋と高座の滝は、芦屋ロックガーデンの登山口で、今朝も多くの方が茶屋の前で休憩している。 大谷茶屋は、創業は大正の頃と聞くが、その頃から賑わいは変わらないのだろう。 |
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滝の茶屋 |
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その大谷茶屋の前で、切り返すように山に入る階段道がある(写真左)。119番通報プレート「ひ4−1」の標柱があるところだ。 芦屋ロックガーデン方面はハイカーで賑わっているが、こちらの階段道に向かう者はなく、寂し気なようすだ。 このルートは、高座の滝から荒地山の馬の背尾根に登る道である。今日は、この道に入り、荒地山を目指す。 |
大谷茶屋前の階段道 |
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大谷茶屋の前で切り返して階段道に入る(8:13)。急な階段を登り始めると、すぐに道標と関電の「火の用心」が登場した(写真右)。 その道標には、芦屋市の119番通報プレート(S−1)が設置されていた。神戸市の通報プレートは六甲山中に数多く設置されているが、芦屋市のそれは初めて見た。高座の滝に設置されていた通報プレートは神戸市のものだったので、ちょうど、この高座谷が神戸市と芦屋市の市境となっているようだ。 なお、道標では、この荒地山の馬の背尾根に登る道を「城山・高座の滝コース」と案内していた。 |
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火の用心と道標 |
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道標から急な階段道を登ると、その先で道が左右に分岐していた。どちらの道もロープが張られ、急勾配となっている。ここは、左の道を登る。 すると、また道が分岐している。ここは右に登る。次に小堰堤が登場し、梯子で堰堤の上に立つ(8:18)。急傾斜地の堰堤で、堰堤名の表示はない。堰堤を越えると、すぐに左側から道が合流していた。その先は、二股に分かれた道で、いずれもロープが垂らされている。急な登りでロープに助けられる。次に、右から道が合流してきた(8:21)。この一帯は、枝分かれする道が多い。 |
城山・高座の滝コース |
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更に登って、「城山・高座の滝コース」は、荒地山に向かう尾根道(馬の背尾根)に登りついた(写真右 8:25)。ここには、道標があり、芦屋市の119番通報プレート「S−2」が設置されていた。 「城山・高座の滝コース」は、シダや雑木が密集し、薄暗い感じの道で、急な箇所が多い。しかし、よく歩かれていて、ロープなど整備もされている。高座の滝からショートカットで荒地山に向かう者も少なくないのだろう。 |
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馬の背尾根に合流 |
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なお、「城山・高座の滝コース」を登りついたところには、「ハイカーの皆様へ」と書かれた看板も設置されている。それによれば、この「城山・高座の滝コース」は、平成7年の兵庫県南部地震で、落石と土砂崩れがあり、防災工事と登山道の付け替えがされたと説明されている。 阪神淡路の震災後、この道は落石等で閉鎖されていたことを思い出した。山道の保全に尽力する行政と六甲治山事務所の治山管理に感謝したい。 |
尾根道からの展望 |
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尾根に出て、次に荒地山に向かう。尾根道では、展望の広がる個所もある(写真上)。そのよく歩かれた尾根道を進み、高圧鉄塔の脇を過ぎる(写真右 8:38)。その鉄塔の近くには国交省の公共3級基準点「16F05」が設置されていた。ここで、トレイルランの若者に追い越される。 その先で、高座の滝方向に下る道が左手側に分岐していた。ここには道標がある。 その先、大小の岩が散らばる急登の尾根道を進む。 |
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鉄塔脇を進む |
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次にまた鉄塔に至る(8:50)。この鉄塔は潜って進む。この鉄塔の場所から急な登りだった尾根道も傾斜が緩む。更に尾根道を進んでいくと、眼前に岩交じりの荒地山の姿が見えるようになる(写真左 9:00)。荒地山の方からは、岩を登るハイカーの歓声が聞こえてくる。 その先で、尾根道は終わり、岩の積み重なった荒地山への登りとなる。 |
荒地山がせまる |
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大きな岩の上を登っていくと、岩壁が目の前に立ちふさがった。ここが岩梯子で、男性が一人、岩にへばりついて梯子を登っていた。 次に、当方も、岩梯子に取付く。ほぼ垂直の岩で、慎重に、足場や手の位置を確認しながら、一気によじ登った。 |
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岩梯子 |
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岩梯子を登り切り、ほっとして大きな岩の横で展望を楽しむ。 南側に向かって芦屋、神戸の市街地の展望が広がる。素晴らしい景色に感心していると、下から登山者が次々と岩梯子を登ってくる。岩壁で、渋滞してはいけないので、先に進むこととする。 |
岩梯子上部からの展望 |
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岩梯子の上部には新七右衛門ーが、行く手を阻んでいた。二人のハイカーが、歓声を上げながら、新七右衛門ーを潜り抜けていった。 新七右衛門ーは、山で悪事を働いた者には天罰が下され、通過できないと聞く。恐ろしいところなので、さっさと進みたいが穴がせまく窮屈だ。 ザックを下ろし、上に投げ上げた後、通過していった。 |
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新七右衛門ー |
新七右衛門ーの上部からの展望も素晴らしいものである。南東方向の景色が素晴らしい(写真右)。しばらく景色に見入ってしまった。 新七右衛門ーも次々にハイカーがくぐり抜けてくる。当方も、そろそろ荒地山を後にして、先に進むこととした。 新七右衛門ーからも、幾重にも連なる大きな岩を縫うように登っていき、岩壁の上部に登りついた(9:26)。ここは荒地山の山頂ではなく、荒地山ピークはもう少し北側になる。 |
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新七右衛門ー上部からの展望 |
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岩を登り切ると、次は普通の山道となる。木々が茂り展望もない山道を緩やかに登っていくと分岐点となる(9:32)。荒地山の山頂へは、ここを左(西)に進む。右は芦有道路の芦屋ゲートに下る道だ。 分岐から進むこと2分で荒地山の山頂に到着した。ここは荒地山の岩場と違い、人は少ない。木々に囲まれ展望がないので、みな荒地山山頂は通過していく。山頂にある「案内地図」の看板でルートを確認した後、なかみ山方面に進む。 |
荒地山の山頂 |
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荒地山頂上からは西向きに尾根道を進んでいく。5分ほど尾根道を進んだところで、一帯のうちでややこんもりとした箇所に至った(写真右 9:41)。ここが、おそらく「なかみ山」と思われるが、何らの表示もない。従前は細い木に「なかみ山」の私製の山名プレートがあったが、今はそれはなくなっている。ここは、山頂とは気づかないような場所で、普通に通り過ぎてしまう。 |
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なかみ山 |
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なかみ山の展望岩 |
水場とベンチ |
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なかみ山のピークから西に進むと道が分岐する(9:43)。この分岐の道標では右が魚屋道と案内している。この分岐を、左に進むとなかみ山の展望岩があるので進んでいく。すぐになかみ山の展望岩に到着した(9:44)。ここからは、西方と北側に視界が開けている。岩場で、少し休憩を入れた後、そのまま岩場から南西方向に下っていく。 よく歩かれた踏み跡が山肌を下っているのでそれに従う。急傾斜を下りきったところはベンチのある水場となっていた(写真上 9:53)。水場からさらに西に進むと5分で魚屋道に合流した(写真左 9:58)。 |
魚屋道に合流 |
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魚屋道からは南に進む。最高峰を目指す多くの人とすれ違いながら、すぐに甲南パノラマ道分岐に至った(10:01 写真右)。 分岐には道標があり、それで「打越峠1.0km 住吉谷・八幡谷」の方向が甲南パノラマ道である。なお、この分岐には大きな看板の「ハイキングコース案内図」があるのでわかり易い。 |
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甲南パノラマ道分岐 |
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甲南パノラマ道は、魚屋道分岐から横ノ池、雌池の北側を南西に進み、打越峠に向かっている。 地図(六甲山系登山詳細図:吉備人出版)によれば、北平行道(甲南パノラマ道)と表記されている。東灘区甲南、岡本の背山で、歩きやすい道が続いている。地元の方には散策道として最適だろう。 名前はパノラマだが、道の周囲は樹木が伸びて、展望は望めないのが残念だ。 |
甲南パノラマ道 |
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笹の緑がまぶしい甲南パノラマ道を進む。 次に、水平で明るかった道が下り道になり、周囲も薄暗い感じになる。 下りきったところの左手側に雌池の水面が見えている。少し斜面を下り、雌池の湖畔迄下っていった(写真右 10:10)。 横池、雌池を訪れる人は多いが、今日は珍しく、池の周囲にハイカーは見当たらない。山中で、静かな湖面には波もなく、周囲の木々が写り込んでいた。 |
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横池・雌池 |
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甲南パノラマ道にもどって西に進む。すぐに道が分岐した(10:15)。道標があり、ここで左折すると、「横池、風吹岩、ロックガーデン」と案内されている(写真左)。その道は、横池の南側を周回し、魚屋道に続く道である。当方は、更に、甲南パノラマ道を西に進む。 |
横池、風吹岩方面分岐 |
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八幡谷への分岐 |
七兵衛峠 |
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さらに、甲南パノラマ道を進むと、また、明るい快適な道となる。そして、また、分岐の道標が登場した(写真左上 10:18)。ここは八幡谷へ下っていく分岐である。 その八幡谷分岐のすぐ先が七兵衛峠であった(写真上 10:22)。七兵衛峠はT字路になっていて、周辺の地図が書かれた大きな看板が立っている。この峠からも八幡谷に下っていける。 ここで、一人のハイカーに追い越される。七兵衛峠からは七兵衛山に登る道が分岐している。山頂迄五分の表示があるので、今日は七兵衛山にも登ってみることとした。 |
七兵衛山山頂 |
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七兵衛山山頂には表示通り五分で登りついた(10:28)。しかし、今日の七兵衛山は多くの人でごった返していた。ご婦人のグループやら、欧米系の男性のグループやらで山頂のベンチは満席である。 混雑する七兵衛山では、山頂の写真を写して、早々に下山を始めた。 再度、甲南パノラマ道に戻り、西に進む。 |
七兵衛山 |
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すぐに打越峠に到着(10:33)。打越峠で山道が十字にクロスしている。右折すると黒五谷から住吉谷、左折すると八幡谷から岡本、そして直進が打越山である。岡本から山歩きを始めると、概ねこの打越峠を通過することになり、交通の要衝の地である。打越峠には丸太材のベンチがあり、いつも休憩の人でにぎわうことが多い。しかし、今日は誰もいない静かな打越峠であった。ここから更に直進し、打越山に向かう。 |
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打越峠 |
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打越峠を過ぎると、打越山に向かい緩やかに登りとなる。幅広の道がくねりながら高度を上げている。 打越峠から5分少々で道標が登場した(10:40)。119番通報プレート「ひ5−4−5」のある道標で、ここで道はヘアピン状に切り返して打越山に向かっている。なお、この道標の箇所から薄い踏み跡が南に下っているが、これは巡視路のようで、あまり歩かれた形跡がない。その道標から3分で打越山に到着した(写真左 10:43)。 |
打越山 |
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打越山の山頂はベンチがああるが、樹木に囲まれ展望はない。ただ、山頂東側に倒木があって、光が良く差し込み、以前よりは少し開けた感じがする。 山頂には「打越山山頂 481.6m」と記された古い標柱がある。 打越山の山頂はまるで古代祭祀跡のように石が並んでいる。不思議な感じが漂う空間だ。その石を観察していると、一人のハイカー打越峠の方から登ってきた。打越山の山頂はその方にお譲りして、当方は先に進むこととする(10:51)。 |
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打越山の山頂 |
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打越山の山頂からは住吉谷の方に下っていく。ここからもよく歩かれた道が続いている。5分程下って道が分岐した(写真左 10:56)。ここには道標があり、十文字山、岡本方面、住吉川方面への分岐であることを示している。道標では「住吉川」の文字が薄くなっているが、今日は、ここで右折して、住吉川方向に進む。 |
十文字山方面分岐 |
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次に、六甲山系グリーンベルト整備事業の看板が登場した(11:00)。ここは、「ジョウビタキの森」で、間伐して良好な景観を作り、災害に強い森づくりが実践されている。しかし、今の時期は下草がすぐに繁茂するようで、良好な景観とは言い難い様相になりつつあった。 |
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ジョウビタキノ森 |
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ジョウビタキの森から更に下っていくと、道脇に丸太の簡易ベンチが登場した(11:05 写真左)。ここは展望の場で、前方に住吉谷を挟んで六甲の雄大な連なりが一望できる。六甲の稜線に突き出たアンテナ施設が何本も見えている。雄大さが感じられてここからの景観はお気に入りなのだが、少し路肩の樹木が伸びてきて展望を奪いつつあるのが残念だった。 |
打越山展望所 |
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打越山展望所を過ぎると杉林の中の下りとなった。 ここは薄暗く味気ない。足早に下っていくと、下方から二組のハイカー7名が登ってきた。この道は、住吉台から甲南パノラマ道や甲南の背山(打越山、七兵衛山)へのアプローチに絶好の道なので、歩く者も多いように思う。 |
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杉林の中を下る |
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杉林の中の道を蛇行しながら下っていくと119番通報プレート「ひ5−4−8」のある道標となる(11:18)。この先が住吉川で、水の流れる大きな音が聞こえてくる。 住吉川には板橋がかかっている(写真左 11:20)。板橋の上流には堰堤があり、その洪水吐から勢いよく水が流れ落ちている。この大きな水音が、周囲に響き渡っていた。 |
板橋で住吉川を渡る |
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板橋で住吉川を渡ると、小石のバラつく登り道となる。ここは、小石の中を水が流れていて、靴を濡らさないよう注意して登る。登ったところは水場で湧水が流れ出ている。この水が路面を流れ落ちているのだった。ここは竜神水という湧水地であるが、神戸市保健所の掲示があり「この湧き水は飲用に適しません。」と注意していた。一般細菌や大腸菌、フッ素、濁度が検出され、水質基準に適合していないようだ。 |
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住吉道と合流 |
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竜神水から更に進んでいくと、五助ダム手前の大きな案内看板のあるところで住吉道に合流する(写真上 11:25)。この合流地点は、石切道、住吉道の分岐点でもあり、多くのハイカーが行き交う。今日も、ここで複数名のハイカーが休憩していた。 ここから、住吉道を住吉台の住宅地方向に進んでいくと、左手側に道が分岐する(写真左 11:34)。ここで左側に下っていく道が住吉道であり、住吉道はここから住吉川に沿って、白鶴美術館の方に下っていく。 |
住吉道が分岐 |
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もうお昼前だが、住吉道からはまだまだ登ってくる人がいる。住吉川沿いの住吉道は楽しい谷歩きで人気があり、歩く人が多い。 当方は、住吉道に入らず、そのまま直進して住吉台の住宅地に進む。道脇には多くの紫陽花が植えてある。紫陽花は、今を盛りと咲き乱れている。 |
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紫陽花 |
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やがて住宅地に入り、住吉台くるくるバス(みなと観光バス)のエクセル東バス停に到着した(11:39)。ここからバスでJR住吉駅まで下ることにする。バスは11時50分発である。5分前にやってきたバスに乗り込んで本日の山歩きを終了した。JR住吉駅には12:08着だった。 |
住吉台くるくるバス |
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