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板宿駅を8:55にスタート。 板宿商店街のアーケードを抜けるとダイエーに突き当たる。午前9時開店と同時に店に入り、弁当と飲料を買い求める。 次にダイエー西側の妙法寺川を渡り、住宅地の中を板宿八幡神社を目指して進む。 住宅地では電柱やら路地の塀などに「八幡神社 登山道」の案内表示が続く(写真左)。これに従って、住宅地の細い路地を進むと神社参道の階段道に突き当たった。ここから、つづらに続く階段道に取り付く。 |
八幡神社 登山道 |
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階段道では早朝から神社にお参りされた地元の方が複数名下ってこられ、挨拶の声をかけてくれた。 すがすがしい気持ちになったが、それも束の間で、長い階段道で次第に足が重くなってきた。 息も上がり、ペースが相当ダウンする。夏場に4ケ月ほど山から遠ざかっていたつけが一気に出た感じだ。 重い足を引き上げながら、何とか参道の階段を登りきって板宿八幡神社の境内に至った(写真左 9:20)。 早速本殿にお参りし、久しぶりの山歩きの無事を祈願した。次に本殿のすぐ西側にある踏み跡から山道に入る。 |
板宿八幡神社 |
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山道は幅広でしっかりとしている。早朝登山で地元の方々がよく利用されているからだろう(写真右)。 山道に入ってすぐに左手側から道が二本合流してきた。この辺りは、何本もの道が麓から東山に向かって登ってきているようだ。 少し進むと、勝福寺への分岐点が登場した(9:33)。近くに寺があるのかと思いその分岐に入ってみたが、その道は小ピークを越えて麓に向かい下っていた。勝福寺は麓にある寺ということのようなので、枝道の探索は終了して、又、もとの道にもどってきた。すると、7名ほどのパーティーが八幡神社の方から登ってきたところだった。 板宿から東山に登る者は結構多い感じだ。 |
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東山への登山道 |
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少し進んで道が分岐した(9:44 写真左)。 ここで右に進むと禅昌寺方面に下ることになる。左が東山への道である。その旨の表示柱があるので分かりやすい。 なお、この分岐点のところはに「水明神参道」と表示された小さな広場があり、ベンチと鉄棒が設置してある。 ここからは東側に高取山も望めるのでしばしの休憩にちょうどいい。 |
禅昌寺方面分岐 |
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分岐を過ぎるとまた登りとなる。汗が一層噴出してきた。 この辺りで、ゆっくりと登る地元の老夫婦の方を追い越した。健康登山で東山を目指しておられるのだろう。 坂道を登ったところで東側に展望が開けた場所があった(9:41 写真右)。先ほどの7名のパーティーがベンチで休憩されていた。 |
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ベンチのある展望所 |
ベンチのある展望所からは南東に景色が広がる。 ここからは、神戸の町並みがきれいに望める(写真右)。 7名のパーティーは、軽食などを頬張りながら談笑に花を咲かせている。 お邪魔しないように、後ろから写真を一枚写してここは通過する。 (^_^;) |
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展望所からの景色 |
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ベンチのある展望所から更に坂道が続く。 背中に陽光を受けながら登って行く。 登りきったところにもベンチがあり、東南に展望が広がっていた(写真左 9:56)。 しかし、そのベンチで景色を楽しむ人はいなかった。それは、ベンチの向いている方向がちょうど太陽の登ってくる方向で、まぶしくて景色をゆっくり楽しめるような状況ではなかったからだ。 |
ベンチのある展望所(その2) |
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更に進むと、また道が分岐した(10:03)。 特に表示はないが、右に下ると禅昌寺方面に下るのかもしれない。よってここは左に進む。 この辺りで、東山から下ってきた3人組のハイカーとすれ違う。 更に登って、左手側に高圧鉄塔が登場した(写真右 10:07)。ここからも南東に展望が広がっている。前方に見える鉄塔の立つ山は高尾山だろう。高尾山には以前(平成23年11月26日)登ったことがある。 |
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高圧鉄塔のある展望所 |
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さらに少し進んで、先ほど見えていた高尾山への分岐点が登場した(10:10)。「火の用心 ゴミをすてないで」の大きな看板が立っている場所だ。 高尾山分岐から更に登って東山のピークに至った(10:15)。ここでは、須磨アルプスを越えてきた多くの方々が休憩されていた。談笑する言葉は日本語だけでなく中国語も聞こえてきたので、須磨アルプスも国際化してきたようだ。 東山からはこれから目指す須磨アルプスの剥き出しの岩肌が遠望できる(写真左)。 |
東山から須磨アルプスを望む |
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さて、次はいよいよ須磨アルプスに挑むことになる。 東山からは一気に下っていく。がしかし、この辺りから、多くのハイカーとすれ違うことになった。冒頭で、須磨アルプスは須磨浦公園から登る人が多いと書いたが、まさにそれらの方と次々とすれ違うことになった訳だ。 挨拶を交わしながら、狭い山道で交差して、岩場を下っていく。 しかし、ラッキーなことに須磨アルプスの核心部(馬の背)では、ちょうど人は疎らだった(10:24 写真右)。馬の背で多くの人と交差するのは危険すぎる。 |
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須磨アルプス |
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馬の背を過ぎると、またまた多くの人とすれ違うことになった。岩肌に設置された細い階段を馬の背を目指し次々と人が下ってくる。さすが、須磨アルプスは人気のスポットであることを再確認した。 写真左は馬の背に向かうハイカーの列を振り返って撮影したものである。 須磨アルプスの鞍部を過ぎ、多くの人とすれ違いながら岩場を登って行く。次は横尾山のピークを目指すことになる。 横尾山には10:48に到着。横尾山のピークは南東に展望があるが、三角点がぽつんとあるだけの何の変哲もないところなので、ここで立ち止まる者はあまりいない。 |
須磨アルプス(振り返って撮影) |
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横尾山から尾根伝いに15分ほど進んで、栂尾山に到着した(11:04)。 ここは展望のための丸太の櫓が組んであるが、今日は日差しがきつくて展望を楽しむ者は少ない。その代わり、櫓の下の木陰で休憩する人が一杯だった。
写真左は栂尾山の展望櫓から明石海峡大橋を望んだもの。少し霞んでいるが見事な景色であった。
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栂尾山から明石海峡方面を望む |
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次に、栂尾山を下り高倉山を目指す。 栂尾山の下りは有名な階段道である。細いコンクリートの階段が「これでもか」というくらいに続く(11:11 写真右)。ここでも階段を登ってくる者と多くすれ違った。 階段を下りきって、車道に架かる橋を渡ると高倉台団地に入る。 団地では茶色のコンクリートで舗装された歩道を忠実に進む。 |
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栂尾山名物の急階段 |
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高倉台団地の中でも多くのハイカーとすれ違った。 やがて、高倉山(おらが山)の麓までやってきた(写真左 11:26)。ここから、高倉山の「おらが茶屋」を目指して階段道を登って行く。 この階段は細く急で、注意して歩きたい。 久しぶりの山歩きで足腰が弱っていたことから、この時点での足の疲労度は相当に高く、高倉山の階段では何度も小休止を挟みながらの進行となった。 |
前方に高倉山 |
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7分ほどかかって何とか階段を登りきっておらが茶屋の前に到着した(11:37)。 おらが茶屋ではトイレの順番待ちで人があふれ、落ち着かない感じなので、もう少し進んで高倉山山頂広場のベンチに座り小休止することにした。 |
高倉山に到着 |
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高倉山(おらが山)の山頂広場からの景色も見事で(写真右)、周辺のベンチや東屋で昼食休憩する者も多かった。休憩している間も多くの人が、須磨アルプスを目指しておらが山を通過して行った。 なお、高倉山には立原谷四等三角点が設置してある(標高 212.15m )。おらが茶屋から縦走路を西に進み、階段を登りきった左手側にある。縦走路のすぐ脇だが、一段高いところなので見過ごしがちだ。 |
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高倉山からの景色 |
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高倉山からは次に鉄拐山を目指す。 高倉山を過ぎると次第にウバメガシが多くなる。そのウバメガシの山道でも多くのハイカーとすれ違った。 やがて鉄拐山の手前で「工事中につきまわり道」の表示にぶつかった(11:57 写真左)。「旧妙見堂を経て一の谷町」の案内標柱が立つ分岐点のところだ。 工事中の箇所は鉄拐山山頂から旧妙見堂に下る道の一部のようで、旧妙見堂に下る場合は、このまわり道を利用するように促した表示のようだ。 縦走路はいつも歩いているので、今日は妙見堂跡の方に下ってみることにした。 |
妙見堂跡方面への分岐 |
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まわり道と表示された道に入るとすぐに急斜面の崩落防止用のワイヤーを張り巡らせた設備が目に入った。
急峻な一の谷は崩落の危険度も高いようで、人工的な手立てが施されている。 妙見堂跡の方に下る道はよく歩かれている道で、しっかりとしている。途中、右手側の木々の隙間から須磨浦の海に浮かぶ海釣公園の施設が遠望できた。 更に階段で整備された道を下っていくと、前方に木造の建物が見えてきた(写真右 12:10)。ここは妙見堂署名所で、署名所の机の上には「神戸ヒヨコ登山会」と「神戸市民山の会」の署名簿が置いてあった。 |
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妙見堂署名所 |
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この妙見堂署名所の右手側の裏には広場状の場所がある(写真左)。 青いベンチとコンクリートブロックの建物基礎跡が残されている。 広場の中央には枯れた木が立っている。 特に何の表示もないが、ここに旧妙見堂が建っていたのかもしれない。
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妙見堂跡? |
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妙見堂跡を過ぎると次にベンチ3つが設置された展望所が登場した。ここからは、東方に景色が広がり、須磨浦の海岸線が一望である(12:18 写真左)。 絶景を目の前にし、はたと昼食をとっていないことに気が付いた。ここで急遽昼食休憩をとることにした。 弁当を頬張りながら15分ほど休憩し、景色を堪能した。その間、誰もこの展望所を通過して行かなかった。素晴らしい景色なのにもったいない。
さて、食事も終えた。ここからは駅を目指してもう一下りである(12:34)。 |
須磨浦道の展望台 |
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よく歩かれた道を下っていくと、途中、東屋が登場した(12:39 写真右)。 先ほどの展望場所やこの東屋の存在は、この道が住民の利用を想定して整備されたものであろうことが分かる。ただ、この辺りでは、人と出会わなかった。この道は早朝の毎日登山の方が多いということだろう。 下りきったところは須磨一の谷グリーンハイツの裏手で、須磨浦道の石碑が立てられていた(12:43)。 ここから住宅地の中を徘徊し、山陽電車須磨駅には13:00の到着であった。 今日の反省「須磨アルプスは素直に須磨浦から歩くべし!」休日の逆走はハイカーが多くすれ違うのが大変でした。 (*^o^*) |
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須磨浦道の東屋 |