高取山(高神滝・堀切町ルート) (お勧め度★★☆) 西六甲【3-15】 |
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今日は高取山に平和台ルートで登り、高取神社、荒熊神社に参拝して堀切町ルートで下る予定にしている。地下駅の山陽電車西代駅で下車して地上に出る。ちょうどそこは蓮池小学校の前で、そこから広い道路沿いに西に向かって歩き始める(写真左 7:53)。 |
蓮池小前から出発 |
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平和台ルートは、地形図では自動車学院の近くが登山口になっている。住宅地に入り込むと進路が分かり難くなるので、広い車道に沿って進むことにする。車道は西方向から北方向に進み、育英高校手前のコンビニ(セブンイレブン)で左折した。突き当りが平和台公園で、その手前にでかい煙突の建物が建っていた(写真左)。 |
でかい煙突の建物 |
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その特徴的な、でかい煙突の建物のところで進路を北にとり、住宅地の中の舗装路を登っていく。長尾町、高取山町、禅昌寺町と地形図を頼りに進んでいき、自動車学院のフェンス沿いの道までやってきた(写真右 8:25)。 |
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自動車学院 |
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自動車学院のフェンス沿いから地道を西に進んでいくと、山すそで人家に突き当たった。地形図ではこの辺りが登山口のようだが、何らその表示はない。おまけに、そこは家屋横の私有地のようで、鎖で閉鎖されていた(写真左)。私有地に侵入はできないので、他に登山口はないかと少し周囲をさまよったが、それらしきものは見つけられず、平和台ルートは潔くあきらめることにした。 |
平和台ルート撤退 |
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住宅地の中をすごすごと下ってきて、元の広い車道まで戻りついた。ここから車道沿いに北東方向に少し進むと「高取神社登拝口」の表示が見えてきた(写真右 8:52)。ここからは、何度も高取山に登っている。 |
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高取神社登拝口 |
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「高取神社登拝口」の道に入っていく。坂道を登っていくと、右手側フェンス外の斜面に生えた木々が短く伐採されていた(写真左)。伸びた木々の枝葉が電線に触れるので切り払われているようで、そのおかげで東側に展望が広がっていた。さらに民家沿いの坂道を登って行く。道沿いには、登山者に「静かな歩行」を呼びかける掲示がなされている。 |
高取神社参道 |
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やがて鳥居に突き当たって、道が左右に分岐となる(写真右 8:59)。ここで右に登ると「一宮道(表参道)」で、左に進むと高神滝に続く「お滝道」となる。鳥居の手前で柏手を打ってお参りした後、左折して高神の滝の方に進む。なお、高神の滝までは、0.7kmの表示がある。お滝道に入るとすぐに山域に入る。ここまで、直射日光の舗装路歩きだったので、日陰になってほっと一息ついた。 |
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参道が左右に分岐 |
鳥居の分岐から5分ほど進むと左に道が分岐していた。左の分岐道もしっかりとした踏み跡なので少し進んでいくと建物に突き当たって「行き止まり」となった(写真右)。それは、神戸市水道局の設備で、「高取特1高層配水池」と表示されていた。「特1」とは特に高いところに設けられた配水池ということなのだろうか。少し気になったが、ここで引き返して高神の滝への道に戻る。 |
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高取特1高層配水池 |
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お滝道はよく歩かれた道だが、勾配は結構きつい。つづらの道でどんどん高度を上げている(写真左)。その途中、傍らに古いベンチがあり、そこからは高取山山頂の神社の玉垣が遠望できた(9:13)。そのベンチの所から、少し下った先が高神滝だった(写真下 9:14)。 |
つづらに登るお滝道 |
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高神の滝には簡素な数棟の古い建物が設けられ、滝の姿はフェンスで囲まれて衆目から遮られていた。そこは神聖な神域ということだろう。高神の滝で、柏手を打ってお参りしたのち、少し休憩をとった。休憩の後、建物の間に続く石の階段道に入り、更に、上部に登っていくこととした。 |
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高神滝に到着 |
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石の階段の次につづらの坂道になり、そのつづら道を少し登ると道が分岐した。右に分岐して水平に進む道は踏み跡がしっかりしている。左に登る道は、少し荒れた感じが漂う。ここで、どちらに進むか少し思案したが、左の道を登っていくことにした。その道は、雑木林の中をつづらになってどんどん登っている。急な道ではロープの設置があり(写真左)、安全に配慮されている。 |
ロープの急登道 |
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つづらに登る道は少し荒れた感じはするが、ロープに助けられ慎重に登っていく。すると、高神の滝から15分程で市民トイレの横に登りついた(写真右 9:33)。登りついたところは、月見茶屋前の遊具のある広場だった。広場では、おじさんが一人、遊具で器械体操をされていた。コロナ禍でも、健康維持、体力維持の意識は重要で、当方も見習いたい。 |
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市民トイレに登りつく |
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月見茶屋からは、六甲縦走路で高取神社に向かう。月見茶屋の先で、急な石階段が登場する(写真左)。ここは並ぶ赤鳥居が特徴的で、その鳥居をくぐって石階段を登りきると、高取神社の境内となる(写真下 9:38)。 |
赤鳥居の石段道 |
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高取神社では本殿に向かい、本日、無事登拝できたことを報告し、併せてコロナ禍の早期終息を祈願した。次に、素晴らしい展望で著名な高取神社境内で、その景色を楽しむ。今日は晴天だが、景色は霞がかかっていて少し残念だった。 |
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高取神社 |
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高取神社境内 |
高取山頂への石段 |
高取山頂は、写真右上の急な石段を登ったところだが、今日は山頂へは寄らないで、西隣の荒熊神社に向かいたい。高取山頂への石段の登リ口にある「六甲全山縦走路」の表示(写真右)に従い、縦走路沿いに西に進む。 |
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六甲全山縦走路 道標 |
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六甲全山縦走路を西に進むとすぐに神戸市の区境を越える。高取神社と荒熊神社の間には神戸市須磨区と長田区の区境がある。両神社とも長田区に存するものと漠然と思っていたが、認識違いだった。 区境を越えて荒熊神社への石段を登っていくと、こちらでも連続した赤鳥居が出迎えてくれて境内に到着した(写真左 9:45)。 |
赤鳥居と三角点標柱 |
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荒熊神社の赤鳥居の近くには三等三角点高取山があるので、それを確認する(写真上)。高取山三角点は草に守られるように埋もれ、その脇には白い標柱も立っていた。高取山三角点の西側には荒熊神社の本殿があるので、次に本殿にお参りする。神社前で柏手を打って、ここでもコロナ禍の早期終息を祈願した。 |
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荒熊神社 |
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高取神社、荒熊神社の両神社の参拝を終えたので、荒熊神社の境内で少し休憩を入れることにした。三角点脇にある椅子に腰かけ、野鳥の声を聴きながら、日ごろの喧騒を忘れた時間を持った。 境内で気分をリフレッシュした後、高取山を下山することとした。しかし、その前に高取神社大灯篭にも立ち寄っていくことにする。 |
高取神社大灯篭 |
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縦走路を東に進み、途中の分岐で少し南に下る。今日も高取神社大灯篭はその圧倒的な姿で当方を迎えてくれた(写真上 10:00)。 高取神社大灯篭から縦走路に戻り、それを東に進む。すぐに、高取神社の竹藪の脇を通過する(写真右)。この竹藪の竹は神事に使用されるものであり、竹藪への立ち入りは禁止されている。(「高取神社祭事用竹林 立入禁止」の看板がある。) |
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高取神社祭事用竹林 |
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高取神社祭事用竹林から引き続き六甲縦走路を下って行く。安井茶屋を過ぎ(10:08)、御嶽白川社まで下ってきた(10:12)。御嶽白川社の手前で道が分岐している。道標に従い左折の道に入り「堀切町・丸山方面(梅ノ木畑周遊路)」に進む(写真左)。 |
梅ノ木畑周遊路分岐 |
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右手側に神社の土塀が続く山道を進む。山道はすぐに疑似丸太の階段道になる。その階段を一気に下って行くが、一部、枯葉の深く積もる個所もあるので滑らないように注意する。階段を下りきってコル状の場所から少し登り返すとベンチのある小ピークとなる(写真右 10:23)。このベンチの前には四等三角点:梅木畑が設置されている。 |
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四等三角点:梅木畑 |
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四等三角点:梅木畑から、更に疑似丸太の階段道を下って行くと約3分で道標の立つ分岐となる(写真左 10:27)。道標には右が「西山町・宮川九丁目バス停1Km」、左が「堀切町0.8Km」との案内がある。堀切町への道は、やや荒れた感じがするが、ここで左折して堀切町ルートに入り堀切町に下って行くことにする。 |
堀切町ルート分岐 |
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堀切町ルート入ると、山道は少し荒れた感じになる(写真右)。あまり歩かれていないようだが、周囲の雑草や笹は払われた形跡がある。堀切町ルートは高取神社への登拝路の中では、利用者が少ない道ということだろう。堀切町ルートでも、疑似丸太の階段が設置されていた。 |
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堀切町ルート |
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その堀切町ルートの階段道を下っていると、途中、麓の街並みや、その後方に高尾山、菊水山の見えるポイントがあった(写真左)。堀切町ルートは全般に展望のない道が続いたが、ここだけは少し展望があり、気持ちが和む。 |
堀切町ルートの展望 |
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堀切町ルートは最後に竹藪の中の急な下り道になる。積もった笹の葉に足元をすくわれないよう注意して下ると、梅ノ木畑周遊路の道標で堀切町ルートは終点となった(写真右 10:38)。竹藪から住宅地に出て、車道の方に下って行く。車道は長田箕谷線で、横断歩道で車道を渡る。ここで、前回(令2.10.11)、高取山に登った時に探索できなかった場所を思い出した。 |
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堀切町ルートの道標 |
それは、国指定天然記念物で「神戸丸山衝上断層」という。丸山衝上(しょうじょう)断層は、神戸市長田区明泉寺町所在の大断層の一部で、昭和7年に発見され、昭和12年に天然記念物に指定された。住宅地の中の車道を明泉寺町の方に登っていくと、道端のゴミ収集場の脇に立つ祠が目に入った。その祠の隣に看板が立っている。何かなと・・・覗いてみると、「神戸丸山衝上断層」の案内看板だった(写真右 10:45)。 |
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神戸丸山衝上断層 |
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神戸丸山衝上断層で大阪湾の陥没と六甲山塊の隆起を知ることが出来るらしいが、断層は保護のため埋め戻されているらしく、実態の観察はできなかった。しかし、祠が存在することにより、自然の威力に敬意が払われていることが窺われ、思わず手を合わせたのだった。神戸丸山衝上断層からは、近くの神戸電鉄丸山駅に向かった。丸山駅には10時58分に到着し(写真左)、本日の山歩きを終えた。 |
神戸電鉄丸山駅 |
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