点名:中千本(なかせんぼん)・吉野山(吉野町) (到達困難度 易・中・難) 【7】 |
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吉野の桜を見てみようと、日帰りのバス旅行に参加した。出発地から、3時間のバス旅で吉野山の観光駐車場に到着。吉野山観光駐車場はこのシーズンはバス専用となっていて、既に多くのバスが止まっている。自由時間は3時間少々との説明を受け、柿の葉寿司の弁当をぶら下げて、早速桜見物に出発した。 桜を見物しながら世界遺産の金峯山寺に参拝し、中千本四等三角点迄をピストンする予定である。 |
下千本 |
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吉野山観光駐車場から金峯山寺を経て勝手神社までの道は歩行者天国となっているので車の通行はないが、人の波である。これだけの人を、集めるとは吉野の桜、恐るべしだ。 歩き始めると、左手下方に一面の桜である。そこは、観光駐車場から近鉄吉野駅方面に下る七曲りというエリアで下千本と言われる。皆、写真撮影で大忙し。 |
下千本 2 |
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しはらくは、左手側の桜を見ながら舗装路を進んでいく。やがて、近鉄吉野駅方面から登ってくる七曲りの道が合流してくる。その先で、赤い欄干の外側に見事な桜が枝を広げている。この朱色の「大橋」でも、皆がレンズを向けていた。 その先、土産物屋が並んでいて、多くの人がごった返している。 |
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朱色の「大橋」 |
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蔵王堂 |
金峯山寺 |
土産物屋を覗きこんだり、人の波をかき分けたりしながら、ぶらぶらと進み、何とか金峯山寺仁王門までやってきた。仁王門前の石階段脇に大きな桜があり、満開である。国宝仁王門は大修理の最中で足場が組まれていた。仁王門を過ぎて、金峯山寺境内に入る。広い境内も、これでもかというくらいの人の波である。 |
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大護摩供 |
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金峯山寺では、国宝仁王門平成大修理勧進で蔵王堂秘仏の特別ご開帳(平成31年3月30日〜5月6日)が実施され、それを目当ての参拝者も多いものと思われる。また、本日は大きな法会の行事があり、大護摩供や「餅まき」があって、境内はてんやわんやの大騒ぎになっている。もみくちゃの中で、なんとか餅を二個ゲット。 金峯山寺を過ぎ、韋駄天山という小高い丘でも展望を楽しんだ。ここから蔵王堂が真正面に対峙している。
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韋駄天山 |
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周囲の見事な桜を見てはカメラを覗き、スマホまで取り出して写真を撮っていると、どんどん時間が経過する。それでも、なんとか勝手神社までやってきた。ここから先は「ほこ天」ではないので、急な坂道を車と交差しながら登っていく。登ったところに「奥千本行き」のバス停があり、その先の小高い丘の上に目的の中千本四等三角点があるはずだ。 |
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中千本三角点周囲の桜 1 |
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中千本三角点周囲の桜 2 |
中千本三角点周囲の桜 3 |
急な階段を登っていくと、その小高い丘でも桜が乱舞していた。丘の最も高い場所には東屋があり、その東屋の脇に中千本四等三角点が設置されていた。三角点の横には、ちゃっかりと国土地理院により「三角点を大切にしましょう」の看板が目立つように設置されていた。 三角点確認で今日の目標を達成したが、帰りのバスの時間もせまっていた。大急ぎで駐車場まで帰らなければ・・・!。人ごみをかき分け復路を急ぎ、ギリギリの時間で駐車場に滑り込んで本日の花見遊山を終えたのでした。 |
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国土地理院の看板 |
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四等三角点 中千本 |
石に保護された三角点 |