点名:手柄山(てがらやま)・手柄山中央公園(姫路市) (到達困難度 易・中・難) 【8】 |
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山陽電車の各駅停車にゆられ、手柄駅のホームに降り立つ(14:06)。改札を出て、線路を渡り西に進む。突き当りが手柄山中央公園である。 公園内を散策しながら、三角点のある「ふれあいの丘」に向かう。「ふれあいの丘」は公園の北の端にある。 |
手柄駅 |
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手柄山中央公園はGW中で、家族連れが多いようだが、ここは広い公園で混雑の感じは全くない。なにせ、この公園は、公園面積が38.17ヘクタールもある。 公園内の新緑や花を楽しみながら、「ふれあいの丘」までやってきた。ここには、『太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔』がある。異形な慰霊塔が目を引く(写真下)。 |
手柄山中央公園 |
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この慰霊塔は、刀を地中に突き立てた形で「もう戦争はしない」ということを表現している。 慰霊塔の前垂には日本地図があり、その地図には113戦災都市の位置が刻んである。慰霊塔に静かに手を合わせていると、小さな子供たちがやってきて、前垂の日本地図に登って遊び始めた。日本地図はちょうど登りやすい角度に造ってあるのだ。
平和だから可能な光景なんだと、しみじみ感慨を覚える。 |
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太平洋戦没者慰霊塔 |
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慰霊塔を過ぎたところは、広場になっていてその一角に三角点の看板があった。 この看板は、国土地理院近畿地方測量部の作成で、冠字選点番号、標高、緯度、経度や設置年が書いてある。三等三角点手柄山は昭和30年の設置で、もう還暦を過ぎている。 |
手柄山三角点の表示 |
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三角点の広場 |
三等三角点 手柄山 |
その看板の近くに、三角点を収納した蓋があり、蓋には「三等三角点 この下には地図を作る為の基準となる三角点が埋設されています。尚、この地点の標高は49m15cmです。」と記されていた。 国土地理院の点の記によれば、この蓋は、公園で保管されている専用工具を借用しないと開けられないものらしい。標石の角が欠けた三角点も多い中、三等三角点 手柄山は厳重に管理された三角点だった。 |
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ふれあいの丘 |
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さて、とりあえず、三角点の所在を確認したので、又、ぶらぶら公園内を散策し、手柄駅まで戻った。 今日は、神戸から「三宮・姫路1Dayチケット」(三宮、山陽姫路間乗り降り自由)を使用して姫路まで来ているので、ついでに姫路城のボタンを見にいくことにした。
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ふれあいの丘からの展望 |
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手柄駅から山陽姫路まで一駅乗車し、姫路城まで大手前通りをぶらぶら進む。
連休で、この通りは人通りがすごい。 姫路城に至り、三の丸の高台にある「千姫ぼたん園」までやってきた。城は、ものすごい人でにぎわっているが、「千姫ぼたん園」の客はまばらだ。 |
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姫路城 |
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千姫ぼたん園は、かつて千姫の居宅があった西の丸を望む高台で、14000平方メートルのぼたん園に約700本のぼたんやつつじなどが植栽されている。 ぼたんは、もう終わりかけで、散り落ちた花も多かったが、さすが百花の王といわれる牡丹だけあり、凛とした風格が大きな花びらから伝わってきて、当方も身が引き締まる思いだった。 |
千姫ぼたん園 1 |
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千姫ぼたん園 2 |
千姫ぼたん園 3 |