点名:川上・砥峰高原(神崎郡神河町) (到達困難度 易・中・難) 【17】 |
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砥峰高原 |
とのみね自然交流館方面 |
播但連絡道路神崎南ICを下車して県道404号、県道39号と経由して山の中に入っていく。やがて砥峰高原の駐車場に到着。今日は車が多く、第三駐車場にかろうじて車を止めることができた。そこから車道を歩いて「とのみね自然交流館」に向かう。砥峰高原の看板(写真上左)で記念写真を撮って、その先で「とのみね自然交流館」に到着。交流館の前の木製の階段では、多くの方が草原の景色に見入っている。なかには、名物の平家そばを頬張りながら景色を楽しんでいる方もいる。当方もしばらく、ここで草原の景色を目に焼き付けた。
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砥峰登山道入口 |
薄い踏み跡を進む |
交流館で休憩の後、砥峰の山頂を目指すことにした。とのみね自然交流館を出発して(12:35)、 車道を駐車場の方に少し戻り、峰山高原へとつく道路の反対側のコンクリの林道に入る(12:36)。コンクリ道を少し登ると右手側に道標「砥峰登山道 山頂まで約800m」がある(写真上左)。ここから山に入る(12:37)。落ち葉の積もる雑木林の中に薄い踏み跡があるのでそれをたどって進む。
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雑木林の中を緩やかに登り、次にヒノキ林の中で少し傾斜がきつくなる。道標があり、ヒノキ林の中にも薄い踏み跡が続く。この辺りで、3人のハイカーとすれ違う。道標があり、ハイカーもいたことから、砥峰への山道はある程度しっかりしているものと、この時点では思っていた。 |
遊歩道の道標 |
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林道を横切る |
ヒノキ林を登る |
次に林道を横切って(12:47)、更にヒノキ林の中を登っていく。このあたりも薄い踏み跡が続くので、それに従うように急な斜面をつづらに登っていく。
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その先で、関電のプラ階段のようなものが登場した(12:55)。このあたりは傾斜が急だが、プラ階段に助けられて標高を上げていった。 しかし、そのプラ階段を登った先で踏み跡が怪しくなった。道があるようで、ないような・・・怪しい感じになってしまう。傾斜がきついが、藪ではないので歩きやすそうなところを探りながら砥峰山頂を目指す。 |
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プラ階段登場 |
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前方に白い標杭が |
三等三角点(基準点名:川上) |
林の中をがむしゃらに登り、何とか砥峰南西側の尾根筋に到達した(13:05)。この尾根にも道があるのか、ないのか明確でないが、歩きやすそうなところを伝って尾根を進むと前方に三角点の白い標杭が見えてきた。そこで、砥峰の山頂に到達となった(13:12)。山頂では明治25年設置の三等三角点(基準点名:川上)がポツンと存在していた。
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砥峰の山頂 |
「下山近道」の道標 |
砥峰の山頂は雑木の中で全く展望がない。三角点と古い「砥峰山頂972m」の表示があるだけで、寂しいところだった。この様子からして、砥峰はピークハンターか三角点好きしか登ってこない山のような感じだった。 山頂でしばらく休憩した後、砥峰の下山を始めた(13:26)。山頂から南東に向けて「下山近道」の道標があったので、その道標の方向に下っていった。
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「下山近道」を下る |
歩きやすい個所をたどる |
「下山近道」は砥峰から南東に下る尾根筋で、こちらのルートも明確な道と言えるものではない。薄い踏み跡道という程度で、下りも登りと同様に、歩きやすそうな個所をたどるという工程だった。何度も地図を確認しながら、山中をさまよいつつ山頂から20分を要して、ようやく麓にたどり着いた(13:47)。道標やプラ階段はあるものの、砥峰への登山路は整備されたものでなく、ルーファイをしながら切り開く道という表現が相当と思われた。
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「とのみね自然交流館」に戻る |
砥峰高原へ出発 |
やがて、「とのみね自然交流館」まで下ってきて(13:49)、ここでソバをいただきながらゆっくりと休憩を入れた後、砥峰高原のススキの散策に出発した(15:30)。日が傾き始めた草原内には、まだ多くの散策者が景色を楽しんでいる。ススキの草原ということから高齢の方が多いのかと思っていたが、それは見当違いで若い方の方が圧倒的だった。
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ススキと砥峰 |
砥峰高原 |
ここは映画『ノルウェイの森』、映画「信長協奏曲」、NHK大河ドラマ『平清盛』『軍師官兵衛』などのロケ地になったことや、【インスタ映え】のスポットとして若い方を引き付けているようだ。一周約3.1kmの散策路を約90分かけて一回りした。途中の展望台では、砥峰高原全体が見渡せて雄大な景色に大感激。
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周遊路を一周回って「とのみね自然交流館」にもどってきたら時刻はもう五時になっている。「とのみね自然交流館」の前にある映画のロケ地になったことを示す案内看板を記念に一枚撮影して、薄暗くなりかけた道を駐車場に急いだ。 |
映画のロケ地看板 |
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長谷ダム堰堤 |
四等三角点:追神 |
なお帰り道で、県道39号の長谷ダムの近くに、グーグルマップで「深山トンネル前展望台」と表記されている場所がある。そこには、四等三角点追神(おいがみ)が設置されているので、ついでに確認することにした。近くの駐車スペースに車を止めて「深山トンネル前展望台」に向かった。三角点は薄い鉄板で蓋がされた穴の中に設置されていた。展望台からは、長谷ダムの堰堤が迫るように見え、圧巻だった。 |