点名:峯(みね)・桜の園 (宝塚市) (到達困難度 易・中・難) 【1】 |
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JR福知山線に揺られ、ほぼトンネルの中に作られた武田尾駅におりたつ(写真左)。 無人の改札を出て武庫川沿いに県道327号を北東に進む(11:46)。 道脇には真新しい駐車場が並んでいる。 歓迎「武田尾温泉」と表示がある橋を右手側に見やりながら進んでいくと、河川工事中の看板と共に「⇒ハイキングコース」の表示が迎えてくれる(写真左下 11:00)。 |
JR武田尾駅 |
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ところで、JR武田尾駅のすぐ北には馳渡山(かけわたりやま)が迫っている。地形図を見ると、その登り口がこの辺りにあるみたいだ。そこで、時折やってくる車に注意しながら、県道327号をうろうろして、馳渡山の登り口の探索を少々行う。 ところが、県道の沿線は最近治山工事がなされたようで、山すそにフェンスがめぐらされている。どうやら、地形図にある馳渡山への破線のコースは、なくなっている感じだ。 |
僧川を渡る |
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馳渡山登り口の探索はあきらめ、ハイキングコースの表示に従い、JR廃線跡方向に進む。 僧川に掛かる橋を渡るとすぐに古い枕木が登場して、廃線跡のハイキングコースとなる(写真右 11:08)。 廃線跡入口の脇にあるエントランス広場のベンチでは、ゆっくりくつろぐグループがいた。 |
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枕木が登場(エントランス広場) |
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廃線跡入口には西日本旅客鉄道株式会社による「注意事項」が掲げられている(写真左)。 廃線跡は、従前、基本的には立ち入り禁止とされていたが、ハイカーに人気のコースであったことから、平成28年、一般に開放された。この看板は、解放にあたり、自己責任で最大限の注意を払うように喚起したもので、通行者はしっかりとルールを守りたい。 |
注意事項 |
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「注意事項」の看板を確認し、古い枕木と砕石を踏みながら廃線跡を進んでいくと、すぐに一つ目のトンネルが登場(11:11)。 トンネルの中は真っ暗だが、このトンネルは比較的短い。 そしてすぐに二つ目のトンネル。こちらも中は真っ暗で、おまけに一つ目のトンネルよりより長いが、出口が見えているのでやや安心して歩ける。 |
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廃線跡のトンネル |
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トンネルを出ると親水広場に到着(写真左 11:16)。 ここでは、河原に降りることもでき、多くの行楽客がくつろいでいる。 この広場には「ふるさと桜つつみ回廊・さくらの名所たけだお 誕生記念」の大きな石碑が設置されており、その後ろの階段を登って山道に入る(11:20)。 |
さくらの名所たけだお |
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すぐの分岐は左に下って流れを渡る。 次に、いきなりの急なつづら登りとなる。地形図を見ると、付近は等高線が密であり、しばらくは急な登りが続くことがわかる。 「桜の園」の散策路「桜坂」、「さくらの道」を登り、育樹の丘の東屋を目指す。 |
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桜坂 |
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桜坂は、ヤマザクラの大木が多く残っている。背の高い木が多く、坂の上から見下ろすのがいいらしい。また、桜の季節に訪ねてみようなどと考えながら坂を登っていくと、やがて育樹の丘の東屋に到着(11:37)。 育樹の丘では紅葉がきれいらしい。ここで道が分岐するので、大峰山方面に登る。 また、また、つづらの急な登りで息が上がる。ゆっくりと登って林間広場に到着(10:46)。ここで、噴き出る汗をぬぐいながら小休止を入れる。 |
東屋(育樹の丘) |
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林間広場から10分弱進むと、道の真ん中に突起物が登場した(写真右 11:59)。よくみるとそこには基準点が設置されている(桜の園3級基準点No.2 宝塚市)。 併せて、ここには「桜の園(亦楽山荘)」の案内地図も設置されていた。 ここで道が十字に交差している。直進して登るのが大峰山への道。右への道は満月滝に続くようだ。 |
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桜の園 3級基準点 |
峯四等三角点は左の道となるが、三角点への道は枯れ木が置かれ、道が塞がれていてる(写真右)。大峰山を目指す者が間違えて踏み込まないように、配慮しているのだろう。 当方は峯四等三角点を目指すので、枯れ木をまたいで越え、三角点への道に入る。 |
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峯四等三角点への分岐 |
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峯四等三角点への道は、斜面にへばりつく細いトラバース道である(写真左)。細くて傾斜がある個所では滑落しないように注意して進む。 薄暗い道が続き、時に倒木が行く手を塞ぐが、進行困難ということはない。 しっかりとしたルートなので、三角点を目指してこの道を歩く者は少なからずいるようだ。 |
トラバース道 |
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トラバース道が続く |
シダが行く手を塞ぐ |
トラバース道を18分ほど進んでシダが茂ったところで道が突如消失した(写真右上 12:18)。ううんn・・ロストしたか??と思ったが、周囲をよく見るとウラジロの繁茂した中に道が続いていた。 (((((((^_^;) ウラジロをかき分けると、その先にはさらにしっかりとした道が続いている。 ウラジロから少し登ると道が東西に分岐。ここには親切な表示があり(写真右)、西方向が三角点であることを示していた。東方への道は十万辻方面へ下っていく道だろう。 |
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峯四等三角点への道標 |
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三角点への表示に従うと、すぐ先に三角点が設置されていた(12:24)。 三角点のピークは少し開けているが、展望はない。四等三角点を示す白杭(標示杭)と共に三角点がポツンとあるだけだった。親水広場からここまで約一時間の道のりだった。 三角点の少し下部から、トラバース道ではなく西方向に下る踏み跡もあった。少し下ってみたが、どこに出るのかは不知だ。 |
峯四等三角点 |
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峯四等三角点と標示杭 |
峯四等三角点西面「国地院」 |
さて、三角点探査の後は、大峰山、安倉山、安倉山の三角点(四等三角点:点名 桜小場)、桜の園(赤松展望所〜赤松道〜ビューポイント〜城が丘〜どんぐりの道〜もみじの道〜親水広場)と散策し、JR武田尾駅にもどってきた(16:25)。 |
なお、桜の園の赤松道には、ベンチ設置のビューポイントがあり、そこからの景色はすばらしく、お薦めしておきたい。初秋の山を十分楽しんだ一日だった。 |
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ここからは、峯四等三角点の探査後の道中を簡記する。
峯四等三角点からは大峰山に登る山道に戻り、大峰山を越え、安倉山への分岐を南に下り、峠を経て安倉山の近くまでやってきた(写真左 14:06)。 写真左の分岐(以下、この分岐を「A分岐」と表記。)で、地形図を確認したところ、右は安倉山三角点、左に進めば宝塚クラシックゴルフ倶楽部方面に続くようだ。右の道は従前歩いたことがあるが、左の道は未踏だ。よって、今日は左の道を少し探査してみたい。 |
安倉山A分岐 |
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A分岐を左に進む。しっかりとした道が続いているので、普段から利用がある道のようだ。 道中には安倉財産管理組合が設置した看板「安倉山」がいくつも登場する。「安倉」と彫られた立派な石柱も立てられている。 写真左のような歩きやすい道がずっとつづくので、ついつい進んで行ってしまったが、どうも帰りの武田尾駅からはどんどん離れていく感じだ。それにA分岐からずいぶんと下ってきている。近くでゴルフ客の声も聞こえてきた。ゴルフ場に入ってもいけないので、A分岐から30分ほど下ったところで折り返すことにした(14:34)。 |
宝塚クラシックGC方面への道 |
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30分かけてくだった道を、約20分ほどで登り返し、先ほどのA分岐までもどってきた。 こんどは、この分岐を右に登って、次に、一帯のピークらしき所を目指し左手側の雑木の中に踏み込むと、安倉山の表示と共に、四等三角点桜小場が確認できた。 |
安倉山 |
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四等三角点桜小場への明確な踏み跡はないので、見つけにくいかもしれないが、雑木の中に工事用の赤白の棒が立っているので、それを探すと良いだろう。 |
四等三角点桜小場 |
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安倉山から桜の園の散策路に合流すると、やがて赤松展望所に至る。赤松展望所にはベンチがあるが、展望はも一つだ。 |
桜の園(赤松展望所) |
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赤松展望所から赤松道に入る。桜の園の散策路はよく手入れされていて歩きやすい。夏場に繁茂した、笹やシダが刈り取られている。 やがて赤松道のビューポイントに到着。ここには、ベンチがある。 |
赤松道(ビューポイント) |
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赤松道のビューポイントは真新しい感じで、最近整備されたようだ。 ここからは、桜坂や廃線跡入口方面の視界が広がり、絶景ポイントとなっている。 ベンチに腰掛け、長めの休憩を入れ、景色を堪能したのであった。 |
ビューポイントからの展望 |
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